ball 19 ページ19
智樹「あいつ見に来たの?」
前田くんは柳田くんを指さす。
『うん、そうだよ』
智樹「ふーん。」
前田くんはそういい、しばらく考えぼそりと言う。
智樹「あいつ、いつの間にこんなに有名になっちゃってさ」
私に話しかけているのか際どいところだが、少し耳を傾けてみた。
智樹「昔からモテてたけど、女子にはこれほどかっていうほど興味なくって。
嫉妬してたなぁ笑」
前田くんは笑い、すこし寂しそうな目をした。
やっぱり、もてるんだ。
その事にはやっぱり落ち込んだけれど、女子には興味がないっていうところで更に落ち込んだ。
もう、振られる前提の初恋だな。なんて。
智樹「そんなマサも大好きなんだけどね」
前田くんは、そういうと、私に笑いかけた。
智樹「後でさ、マサの所に会いに行こうよ。」
その言葉に耳を疑った。
『えっ、会いに行くって?』
智樹「俺、マサ関係のおかげで警備員さんと顔見知りだから普通に入れてくれるんだよね。」
『でも、そんな。緊張するからいいよ。全日本男子バレーだよ?』
智樹「緊張しなくない?面白いよ笑 特にあいつとか笑」
そのあいつはよくわからないけど、前田くんは私の腕を握ってこっちこっちと引っ張る。
『いや、いいって、そんな』
バレーしてる柳田くんを間近で見られるのは嬉しいけど、緊張して、心の準備が。
そんなことも知らずに前田くんは突き進む。
343人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ときた - ぴーちさん» そんなことないですよ、ご指摘嬉しい限りです(´;ω;`)ありがとうございます。頑張ります (2015年9月30日 19時) (レス) id: 7aa7d9cdfe (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - いえいえ!!こちらこそ図々しくてすみません!!これからも更新頑張ってくださいね(/・ω・)/ (2015年9月30日 8時) (レス) id: 176d344022 (このIDを非表示/違反報告)
ときた - ぴーちさん» ご指摘ありがとうございます。今更変えてもあれなんでこのままにさせていただきます。 (2015年9月28日 12時) (レス) id: 7aa7d9cdfe (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - あの、、、少し言いにくいのですが、石川選手は柳田選手のことを『マサ』って呼んでてお互いタメ口らしいです、、何かときたさんが考え敬語にしてたらすみませんm(__)m (2015年9月28日 7時) (レス) id: 176d344022 (このIDを非表示/違反報告)
ときた - Lさん» いや、嬉しいですよ笑 頑張ります (2015年9月27日 17時) (レス) id: 7aa7d9cdfe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ときた | 作成日時:2015年9月24日 23時