ball 14 ページ14
柳田side
俺はあのあと、全日本の練習があったためすぐに電車に乗った。
体育館に入ると、既に何人か来ていた。
すると、ppppppppppppp
と携帯が鳴った。
画面には、あ山口Aの文字。
〈登録したよ!メアドありがとう〉
思わず数秒眺めてしまった。
好きな人からのメールってこんなに嬉しいものなんだと思った。
絵文字もなんにもないけれど、それも山口さんらしいのかなって。
すぐに返信を返す。
〈メールありがとう。登録しといたよ。いつでもメールしてね。〉
なんかいも書き直したりして、結局なんにも特徴のないメールになってしまった。
送信するとほっとため息をついてベンチに座る。
石川「マーサさん」
俺をそう呼ぶのはこいつだけだ。
石川祐希。
祐希は俺の携帯をのぞき込む。
石川「携帯やけに見てますけど、彼女とかできたんですか?」
柳田「そーゆーのじゃないから」
石川「ふーん」
祐希はニヤニヤしながらリュックを下ろす。
図星過ぎてムカつくけどほっと置いた。
石川「あっ、そういえばこの間、電車でマサさんの知り合いに会いました!」
祐希はそういい、ぽんっと掌を叩いた。
もちろん、山口さんだ。
携帯を見つめて名前を見る。
柳田「山口さんでしょ。聞いたよ」
石川「可愛かったなー」
その言葉に俺がぱっと顔を上げると祐希はにこーっと笑い、
石川「可愛くないですか?なんかちっちゃくてちんまりしてて」
祐希は、山口さんの何を知ってるんだろう。
やっぱ、あの笑顔を見たのかな。
そんなことを考えて、また妙な独占欲。つまり嫉妬が芽生えた。
柳田「笑った時知ってる?すげぇ可愛いよ」
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ときた - ぴーちさん» そんなことないですよ、ご指摘嬉しい限りです(´;ω;`)ありがとうございます。頑張ります (2015年9月30日 19時) (レス) id: 7aa7d9cdfe (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - いえいえ!!こちらこそ図々しくてすみません!!これからも更新頑張ってくださいね(/・ω・)/ (2015年9月30日 8時) (レス) id: 176d344022 (このIDを非表示/違反報告)
ときた - ぴーちさん» ご指摘ありがとうございます。今更変えてもあれなんでこのままにさせていただきます。 (2015年9月28日 12時) (レス) id: 7aa7d9cdfe (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - あの、、、少し言いにくいのですが、石川選手は柳田選手のことを『マサ』って呼んでてお互いタメ口らしいです、、何かときたさんが考え敬語にしてたらすみませんm(__)m (2015年9月28日 7時) (レス) id: 176d344022 (このIDを非表示/違反報告)
ときた - Lさん» いや、嬉しいですよ笑 頑張ります (2015年9月27日 17時) (レス) id: 7aa7d9cdfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ときた | 作成日時:2015年9月24日 23時