それでも構わない (ページ40)

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３９話ページ40

Aside

寝室を覗くと、そこだけ、何故か

乱雑で

私との写真とか

私の形跡が残っている

勝利「恥ずかしいな笑
時々、寝室にいると、Aを思い出すんだ

僕、相当ひどいことしちゃったんだなって
後悔してるんだ」

A「勝利…」

勝利「A、愛してる。ほんとに、愛してる」

A「うん」

勝利「、別れよう」

A「はい…、」

勝利「あいつと、仲良くやれよ
泣かされたら戻ってこい」

A「戻らないよ。勝利にも、新しい恋、見つけてほしいもん。邪魔したくない」

勝利「ありがとな、A」

そんな時、チャイムがなった

もう健人、そんなに心配なの？

勝利「え、柊真くん！？」

A「柊真？どしたの？」

柊真「姉ちゃんの携帯繋がらんから直接言いにきた」

A「何を？」

ひょこっと顔を覗かせる柊真の彼女

A「お、久しぶり」

彼女「はいっ」

柊真「俺ら、結婚することになった」

二人で頬を赤らめている

柊真「てことで、来月、こいよ！」

招待状だけ渡して、帰っていく柊真

お茶くらい飲んでけ

勝利「ふふっ笑あいつと行けば？」

A「えっ？でも」

勝利「紹介しなよ、」

A「いやでも、勝利を招待してるんだよ？」

勝利「じゃあ、行く。でも、A、あいつを連れていきなよ」

A「じゃあ、そうしよっかな」

そして、家を後にし、

たんたんと並べられる文字と

ただの紙切れに

名前を書いて、判を押す

保証人はさきと風磨

こうして、私たちは

なんの関係もない

赤の他人になってしまった

A「楽しかった」

勝利「僕も。またね」

A「結婚式でね」

二人で笑顔で手を振って別れた

健人の所へ戻るとすごい心配された

A「大丈夫だって！勝利とちゃんと別れてきたから」

健人「めっちゃ時間かかってたし…」

A「ごめんごめん、大丈夫だって
安心して？ね？」

健人「うんっ…」

健人との帰り道

A「ねー健人、結婚式」

健人「えっ？」

A「あ、弟の！行かない？柊真には連絡しといたし」

健人「うん笑」

手を繋いで、帰った