それでも構わない (ページ27)

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２６話ページ27

少し、書き方を変えます

貴女side

貴女「おじゃま…します」

健人「どーぞー」

仕事終わりに健人宅にお邪魔する

健人「なんか、飲みます？あ、ほろ酔いがある。飲みます？」

貴女「ありがと」

ソファに座る

貴女「相変わらず綺麗な部屋だな、もう」

健人「いや、片付けたんですよ」

貴女「ふふっ、嘘だ」

健人「まぁ～、雑然と整理されてます」

貴女「理解した」

笑いあって、プシュッとほろ酔いを開ける

健人「乾杯」

貴女「かんぱーい」

おいしいな、これ

貴女「おいしい」

健人「俺、好きなんですよ」

貴女「へぇ、いいね」

健人「ふふっ、まあ」

…ちょっした沈黙

ﾌﾞﾌﾞｯﾌﾞﾌﾞｯと音を立ててなる携帯

健人「出ないんですか」

貴女「うん、多分メール」

健人「えぇっ、！」

開いてみるとやっぱりそうだった

通知がやばい

貴女「もう…やだ…(泣」

健人「大丈夫、ですか」

ほろ酔いを飲み干す

健人は優しく後ろから目隠しをしてくれた

健人「携帯は今は関係ないです。ねぇ、Aさん…いや、A。
今夜だけ俺を好きになってください」

貴女「けん…と…」

健人の方に向き直る

優しく口付けをする

服を脱がし合う

２人とももう少しで恥ずかしい格好

健人「寝室、いこ？」

優しく部屋にエスコートしてくれた

どさっと、ベッドに体を預ける

貴女「ん、」

今私の心は、健人でいっぱい

あの時、夢で見たのと同じ

にっこりと微笑む健人

私の大好きな健人

貴女「健人…好きっ…」

健人「…っ、反則です」

その夜私達はたしかに愛して愛された

今晩だけ

明日からは、ただの先輩、後輩

せめて、今夜を楽しませて？

健人を１人の男として

大好きな人として

認識していたい

貴女「んあぁっ！」

健人「んっ」

部屋に響く声は、私たちの愛を証明しているようだった