貴方の真実 ページ9
ある日の日曜日。
私は健康診断を受けに病院に行った
呑気に、今日のお昼は何を食べようかと思いながら受付の隣の角を曲がると…
ドンッ!
私 いった…
? いた…あ、、ごめんなさ……い…?
私 え、何で?
私 何で大貴がここにいるの、?
有岡 え…と…その…えーと…それはぁ…
私 …?
有岡 お見舞いだよ!お見舞い!お見舞いに来たんだ!お前は!?
私 私は健康診断だけど…
有岡 あ、そうだったんだ!
私 …何か隠してたりする?
有岡 うえっ…!?何で!?
私 …なんとなく
有岡 全然!?
私 …じゃあ先生に聞いてみr…
有岡 あぁー!分かった!正直に言うから…!
……………
私 え、大貴。病気持ってたの…?
有岡 まぁ…過去の事でちょっとな…
私 話してくれない?大貴の過去…
有岡 うーん…
私 …私も話すから
有岡 まぁ…いつかは話すと思ってたしな…
私 …話してくれるの、?
有岡 お前が言ったんじゃん笑
私 そうだけど…
有岡 いいよ、話しても。ただちょっと長くなるかも
私 あ。時間は全然大丈夫だよ、
有岡 …まぁ遅くなったらなったら送るし…
私 ありがと…
有岡 えっと…まず俺昔虐待されてたんだ、姉に
私 あ…そこからなのね…それに、姉…
有岡 そ。珍しいだろ?てかまず姉とか聞かないよな。虐待っていうよりいじめ?に入るし
私 確かに…
有岡 まぁ、だから親も気が付かなかったし…俺も傷とか隠してたから…
私 え…どうして、?
有岡 傷とか出してたら逆に親が疑われるだろ?
私 あ…確かに…
有岡 でもある日親が両方ともいない時に彼氏と上手くいってない姉貴にどしゃ降りの雨の中放り投げられた、まぁ…八つ当たり…なんだけどさ。しばらくずっとそのまま放置され続けたせいで俺はその夜高熱。
私 そんな…!酷すぎる…
有岡 当時はそれが当たり前だったし慣れちゃってたからな。恐怖すら感じなかったよ…
私 …だからあの時…慣れって怖いよなって…
有岡 …そうかも。
私 そっか…でもどうしてその事件から病気を持つことに?
有岡 俺、生まれつき体が弱くてさ。だからその件があってからかかりやすくなって…まぁちょっと重いヤツに今回当たっちまったっていう…
私 …許さない
有岡 え?
私 そのお姉さん…。何で自分の都合でそんな酷い事…
有岡 いやいや!泣くなって!?すごく嬉しいけどここ一応病院だからな!?
私 だってぇ〜…!泣
有岡 …お前泣きすぎだよ…笑……ありがとな、
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作者名:伊野尾カイラ | 作成日時:2018年6月24日 21時