2話 ページ3
露「それより、親が探してたりしないの？
見たところまだ学生でしょ？」
辺「そういえばそうだな」
そうしたら、俯いて泣き出した
いっつも会議などで日本君がしている礼儀
こういう時に必要になるんだなって分かった
露「ごめん、辛くなるなら話さないでいいよ」
「すみません」
そういや、何でここにいるんだろう
ここは、人里から結構離れた所
ここに一般人、旅行に来る人は少ない
大体迷った人だけど
露「話を戻すね、旅行に来てるんだよね？
ここには、何にも無いよ？」
強いて言うなら上司が突撃しにはくるけど
それ以外本当に誰もこないし、何もない
「あ、えっと、」
露「外じゃ寒いよね、中に入ろうか」
辺「ほら、早く入れ」
露「ベラ、言い方」
「あ、お邪魔します」
家の中の暖炉のある所
そこの前に大きな鏡がある
僕の背より少し大きい
通る時に鏡の方を見た
二つの人影しか映ってなかった
疲れて頭がパンクして、幻覚が見えるようになったのかな
暖炉のある部屋、最近焚いたばかりだから
埃も被っていない
薪を取りに裏庭へ行く
さっきまで止んでいたのに
また雪が降り始めた
露「あわっ！」
滑って、怪我をしてしまった
血が出るほどの擦り傷だし大丈夫だよね
その時ヒラッと何か落ちてきたんだ
紙？日本語で書いてて読めないな
次の会議の時に日本君に呼んでもらおう
そして火を焚いた
「わぁ、綺麗」
辺「見た事がないのか？」
「家にありましたが、使う事が無くて、中を見た事はあります」
露「そうなんだ、そういや、名前言ってなかったね、僕はロシアだよ、よろしくね」
名前を聞いた途端、？を頭の上にあげた
「外国って凄いですね、国名をそのまま名前にするって」
露「ううん、国名で会ってるよ」
「どう言う事でしょうか？」
辺「お前は国家の化身を知ってるか？」
「あぁ、聞いた事はあります」
辺「それだ」
「え、じゃあ、二人は国家の化身という事でいいでしょうか？」
露「まぁ、そうだね」
「私は、花見 Aです」
Aちゃんって言うんだ
仲良くできるといいなぁ
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雪村りりぃ - 箸レーゼさん» ひゃっ！箸レーゼさん！？うわぁ本物ダァ、コメントありがとうございます！其方も無理なさらずに！ (2022年9月9日 20時) (
レス) id: c56d0b069e (このIDを非表示/違反報告)
箸レーゼ - これで初投稿…？めっちゃ文章素敵です！！これからも更新楽しみにしています、無理はなさらないでくださいね…！ (2022年9月9日 18時) (レス) @page4 id: 6c5dc33c86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪村りりぃ | 作成日時：2022年9月8日 18時
