【APヘタリア】ヘタ☆ラジ！【オールキャラ】

味音痴カウンセラー 2 ページ36

「…で。

一言で言うなら、量より質、だ。

どれだけ続けられるか、よりも、
どれだけやれるか、なんだ。

学生生活の肝は勉強、そうだな？」

「遊びもだぞ！」

「ああ、はいはい。

その限られた時間の中で、有効に時間を使う。

これが上手くやるコツだ」

「どういうことだい？」

「お前が一番わかってるくせに…。

じゃ、また質問な。

今日と明日、2日間休みです。

しなければいけない勉強があります。
どうする？」

「初日にやって2日目は遊ぶぞ！」

「そう、それだ」

「？」

「続けられないのなら、短時間でやればいい。
要はタイプなんだ、人それぞれのな」

「俺はつまり、短時間集中型ってこと？」

「そうだ。
日々の勉強で今は例を挙げたが、受験も同じ。

始めにガーッと取り組んでおけば、後が楽だ」

「これやる、これやるって予定立ててもさ、
どうしても上手くいかないんだよ！」

「そういう場合は、ある程度見積もって予定を立てるんだ。
本来2時間で終わらせるべきものなら、1時間の時間制限をつくっておく」

「なるほどー」

「あとは、習慣化しないとだな。
これも言ってしまえば続けることになるが、
常に自分に意識させるようにしておくといいぞ。
寝る前に、机の上にやることとかける時間リストを書いて置いておく、とか」

「えーと、アーサー？
俺たちのやることリストによればまだ1つカウンセリングしてないことがあるけど？」

「なっ」

「俺が担当していいかい？」

「あー…お前の得意分野だしな」

「得意でもないぞ。
人間関係と高校生活について、だったね。

君は人間関係はどんなものだと思うかい？」

「さっき俺に言ったことそのまま返すぞ…」

「ちょっと君静かにしててくれよ！

…俺達もさ、国同士、色々あったりするんだ。

上司次第で昨日の敵は今日の友、
昨日の友は明日の敵になりうる。

ここにいる俺とアーサーもそうさ」

「…」

「だけど、ひとつ言えることは、

恐れてちゃ関係は築けないんだ。

君と分かり合えるかもしれない人と、

出会えないかもしれない。

君はこれからの生活の中で、

傷ついたり、傷つけたりすると思う。

でもそれは当たり前で、
だからこそ、辛くて、

…培ったときには、美しいものなんだ。」

「くっせえ」

「うるさいぞ」

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