は、はろー...？ 【ヘタリア】〔男主〕

3※閲覧注意 ページ10

貴方side





『全部、本当...？』




「そ。俺ホントに借金しちゃってさ〜」





へらへらと笑う彼。





『...祐希、お前




よく、そんな状況で笑ってられるな？』






心の底から



ふつふつと、どす黒いナニカが
込み上げてくるのが分かった。







「お前こそ、



よくそんな状況で冷静でいられるよな？」








もう限界...溢れそう







『ｯ..お前』

「あ〜、そうそう」





そう言って


俺の言葉を遮った彼の声は




「A、君に１つ言っておくことがある」




少し、ほんの少しだけ





















「……ごめん」








震えていたんだ。








────────そして、数秒後









「────────危ないっ!!!!」







『..は？』









────────────ｶﾞﾗｧｧｧｧﾝ!!!!









......................................................暗転。








─────────────────────



「ごめん...A...






ごめん...ごめんな...ごめんな...さい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいｯｯ!!」


─────────────────────






《────臨時ニュースです



────今日の午後5時頃、



改装中の○○ビルの、鉄骨が落下しました



現在、この事故による怪我人は確認されておりません────





現場検証を行った結果、鉄骨を繋いでいたワイヤーに細工が───────》







────────ﾌﾟﾂｯｯ...








？「最近、暗いニュースが多いですね……」

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