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彼らはなぜか手を振ってきて、訳がわからないままAもそれに返す。
初対面、っていうか見たことない人なんだけど。
『あれ3年ですか？』
「そう、3年の普通科の子。……文化祭マジック、ってやつかもね」
『なるほど…』
流石に文化祭マジックを知らないJKじゃない。ただヒーロー科にいるということもあって誰が誰に告ったとか、そういうのにはあんまり慣れていなくて。
『……ミリオ先輩。恋、してます？』
「何なのいきなり」
『だってヒーロー科ってあんまりそういう話聞かないですしかといって普通科とかに知り合いいないし！？このままJK終わりますよ私、別に友達いるしいいけどさ！でも…ね！？』
別に今すぐ恋したいとかそういう訳じゃないし、急いでないけど。でもね、やっぱり憧れはあるじゃん。
「でも氷室さんモテるでしょ？」
『さあ？でもミリオ先輩もよく聞きますよ、かっこいいーって』
「そう？それは嬉し…あ！轟くんとかは！？めちゃめちゃイケメンだよね、俺とおんなじくらい！」
Aの顔が少しずつ赤くなっていって、彼女はガタッと席を立つ。
反対にミリオの口角はどんどん上がっていく。
『……すいません練習もどんなきゃ。またね、壊理ちゃん』
「あ、うん…ばいばい、」
「ちょっと氷室さん！？顔真っ赤なんだよね、好き！？好きなの！？好きなんだね！！！」
『うるさい！！！！です、ここ食堂！！』
もう一度言おう、ここは食堂である。
大きな声でミリオと言い争い(？)ながらAは食堂を走り出て、熱くなっているほっぺたを抑えながら寮へと走っていった。
．
「………Aちゃん、どうしたの？」
「ふふ、甘酸っぱい青春…だよね」
「あまずっぱいせいしゅん、」
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めろ(プロフ) - 大好きな作品なのでずっと更新待ってます！！！ (1月31日 10時) (
レス) @page29 id: a428350e37 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 更新待ってます!! (2023年1月6日 0時) (レス) @page28 id: 293bfee8ad (このIDを非表示/違反報告)
天つゆ(プロフ) - 更新待ってます！！ (2022年11月2日 22時) (レス) id: cff6f7121f (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 終わり、ってなっちゃってるんですけど終わらないですよね…！！？とても大好きなので更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年12月27日 20時) (レス) @page29 id: e49e142c99 (このIDを非表示/違反報告)
グク - この作品大好きです。更新待ってます！ (2021年12月10日 15時) (レス) @page20 id: 3c9247ce93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんなん | 作成日時：2021年10月2日 14時
