202，どうにかなりそう ページ28
最初に聞こえたのは、機械音。
何処かで聞いたことがあるような…と
うっすら目を開けて、
同時に手に伝わる携帯の振動で
視界が冴え渡り始める
「…………うん！？」
間も無くして
私は飛び起きた
「あ、A。
起きたのね、もうすぐでご飯が出来…」
「ちょっと出かけてくる！！」
「え、出るってどこに！？」
「すぐ戻って来るから！！」
バタバタと大急ぎで支度を済ませ、
家を飛び出した。
「オールマイト！！」
すっかり沈んでしまった夜の景色の中、
走り抜けた先に…
いる、あの人が。
あの人影が。
私の呼びかけに気づいたオールマイトが
振り返って手を振りながら
こちらへ向かってきた
「遅いよもぉー」
「ぉおおぉおおおるまいとぉおおお！」
今日の活躍を見た後では
やはり感極まり方が尋常じゃない
泣き笑い状態で
オールマイトの懐へダイブ！
…する予定だった
「テキサススマッシュ！！」
「ぶへぇっ！！」
痛い！殴られた！
容赦ない！
「げふっ！」
オールマイトではなく
砂浜にダイブする形となってしまいました。
あ、あれー…
感動の再会シーンなのでは………？
「君ってやつは
本当に言われた事守らない！」
ヨボヨボの姿にもかかわらず
頬に入った拳は
ずっしりと重かった
そうだった、私はまた違反をしたんだ
「全て無に帰るところだったんだぞ、
全く…誰に似たのやら…」
「す…すみませ……」
「(人1)少女、私ね」
一呼吸置いて
オールマイトはこう告げる
「…もう、
戦える体じゃなくなってしまった」
一番聞きたくない言葉。
オールマイトは、
信じられないという表情をする私に
マッスルフォームになって
拳を振ってくれた。
しかし、一瞬のように
トゥルーフォームに戻ってしまう
「ワン・フォー・オールの残り火は消え、
おまけにマッスルフォームも
ろくに維持できなくなってしまった」
「そん、な……」
手で押さえている頬が
より一層、痛みを帯びた気がして
表情は歪む。
「だと言うのに、君は毎度毎度…
何度言われても飛び出して行ってしまうし！
何度言っても体を壊し続けるし！」
ごめんなさい、オールマイト。
何回でも謝りますから、
どうか…
私のそばにいて下さい。
まるで依存のように
薬のように、
私はもう貴方がいないと
生きていけないような。
そんな人間に
なってしまったんじゃないかって思う。
だって貴方がいなくなるって
考えたら、
こんなにも
心が締め付けられる
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無希(プロフ) - 潮来さん» キィエエエエめてぇってなんだああああああ！！このまま醜態を晒すところでした…大変ありがとうございます！！これからもどうかよろしくお願いします！！ (2017年10月21日 5時) (
レス) id: 118de6b2c1 (このIDを非表示/違反報告)
潮来(プロフ) - 220の勝己くんのてめぇがめてぇになってますよ。更新お疲れさまです！ (2017年10月21日 3時) (レス) id: ec5387fe16 (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - うーさん» あ、ああありがとうございます！！素直に嬉しいです！ (2017年4月3日 0時) (レス) id: 8be4045229 (このIDを非表示/違反報告)
うー - 絵うま！ (2017年4月2日 16時) (レス) id: 1972a319ca (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - 白さん» うわぁああ白さんがハイネックセーター着てる！！安心しました(笑)わかります、真堂君の大物感！これから絡みがあるといいなぁと私も原作様に期待しているところです、来てくださりありがとうございました！！また遊びに来て下さいね！ (2017年2月17日 17時) (レス) id: 49d50710cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無希
| 作成日時：2016年11月14日 2時
