200，さぁ、笑顔で帰ろう ページ26
無事に
轟君らと合流できた私達は、
かっちゃんを警察に送り届け
家路を辿った。
勿論、ちゃんと着替えてから。
今まで変装モードだったのでね
「では、また！」
「おう、ありがとうな！」
「うん、本当に…っありがど…ねっ」
「また泣きそうですわ、(人1)さん」
あんだけ泣いたのに、
あの時の苦難を思い出して涙腺が…
「うわー、(人1)。
無駄に目ぇ擦ったな？腫れてんぞ」
「確か、目ぇ腫れた時は、
温かいタオルを当…」
ハンカチを取り出そうとする轟君を
私は慌てて止める
「だ、大丈夫。本当に大丈夫、
そろそろ電車来るから、またね」
「あぁ、学校で」
こうして、私達の救出劇は幕を閉じ…
「(人1)君！！」
「え、なに飯田君？今、
ナレーションの途中なんだけど」
「今思い出したのだ。
(人1)君、俺を殴ってくれ！」
………Why？
「飯田君って、
空気読めない変態さんだったっけ？」
「む？覚えていないのかい」
「え、飯田…お前もしかして、
出発する時の事言ってる？」
「うむ！」
『うむ！』じゃないよ！
何でそんなに嬉しそうなの！？
確かに出発する時、飯田君の要望で
後で殴るって約束してたけど…
まだ引きずってたの！？
私、余裕で忘れてたよ！
「さぁ！」
「だから！何で
嬉しそうに両手広げてんの！？」
怖い、笑う飯田君が怖い
「ガツンといったれー！」
えぇえええ
「早く済ませてやれ、(人1)」
と、轟君まで…
「し、仕方ないなぁ…」
拳を振り上げ、勢いついた私は
飯田君の頬めがけて、一発殴った
ペチン、と
なんとも貧弱な音がする
「？」
「はい、殴りましたー」
殴った、と言っても
頬をつつくレベルの強さなので、ご安心を
「し、しかし(人1)君！
これでは平等じゃ無くないか！？」
「どっちでもいいよ、殴ったんだから」
納得のいかない飯田君は
口をへの字に曲げている。
「終わりよければすべてよし、
ってことわざがあるでしょ？」
かっちゃんも取り戻せて、
皆も怪我せず無事で…
これほど幸運な事はない
「だからもう終わり。そんじゃ、
マジで電車来ちゃうから、ばいばい」
キョトンとした皆の顔を
置き去りにして、私は先に駅に消えていった
「なんか、あいつ…
いっつもイイトコ持ってくよな」
頷く諸君
「主人公だからじゃねぇか？」
「それ言ったら終わりな、轟」
「(人1)さん、男性でしたら
確実にモテますわね」
「今でもかなりの好感度だけどな」
こうして私達の救出劇は
無事に幕を下ろしました
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無希(プロフ) - 潮来さん» キィエエエエめてぇってなんだああああああ！！このまま醜態を晒すところでした…大変ありがとうございます！！これからもどうかよろしくお願いします！！ (2017年10月21日 5時) (
レス) id: 118de6b2c1 (このIDを非表示/違反報告)
潮来(プロフ) - 220の勝己くんのてめぇがめてぇになってますよ。更新お疲れさまです！ (2017年10月21日 3時) (レス) id: ec5387fe16 (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - うーさん» あ、ああありがとうございます！！素直に嬉しいです！ (2017年4月3日 0時) (レス) id: 8be4045229 (このIDを非表示/違反報告)
うー - 絵うま！ (2017年4月2日 16時) (レス) id: 1972a319ca (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - 白さん» うわぁああ白さんがハイネックセーター着てる！！安心しました(笑)わかります、真堂君の大物感！これから絡みがあるといいなぁと私も原作様に期待しているところです、来てくださりありがとうございました！！また遊びに来て下さいね！ (2017年2月17日 17時) (レス) id: 49d50710cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無希
| 作成日時：2016年11月14日 2時
