192，交差する光と影 ページ17
一瞬の出来事が、
一瞬で終わってしまった
「折角、弔が自身で考え
自身で導き始めたんだ」
たった1秒すら満たない時間の中で、
全てが壊滅してしまった
「出来れば、邪魔はよして欲しかったな」
誰だ、プロヒーローを全滅させた
この男は？
１つだけ分かる事といえば、
私達は一瞬で
悟り、考え、想像できてしまったのである
…死を。
自分達が一瞬にして亡骸と化す事を。
ーーーー(君はいつか奴と…巨悪と対決しなければならない…かもしれん)
以前、
オールマイトが言っていた事を思い出す。
嘘でしょ、冗談だよね？
まさか、こいつが…
この男が…！！
「さて、やるか」
オール・フォー・ワン………………！！！！
たった壁一枚挟んだ先に、奴はいる。
逃げなきゃと、頭では分かっているのに
それが出来ない。
息をしただけで、殺されてしまいそうだと
この殺伐とした空気が告げている。
私は、何をするべきだ？
何の為に…ここまで来て……
「ゲホっ！！」
「「「「！！」」」」
音のない静寂な空間に、
水を弾いたような音と、
別の誰かの咳き込む声。
「くっせ！！なんっじゃこりゃ！！」
この声は…
ーーーーーーーー…かっちゃん！！！
それから次々と
ヴィラン連合の者達が現れる
「また失敗したね、弔。
でも決してめげてはいけないよ、
またやり直せばいい」
オール・フォー・ワンがゆっくりと
死柄木に手を差し伸べた
「この子も、君が「大切なコマ」だと考え、
判断したから連れてきたんだ」
この子…とは、かっちゃんの事だろうか？
大切なコマ…？
やっぱり、仲間に引き込もうとして…！！
「いくらでもやり直せ。
その為に僕がいるんだ、全ては…
君の為にある」
このままじゃ、また…
奴は目の前にいると言うのに、
かっちゃんは手の届くところにいるのに…！
歯を食いしばって、
ゆっくりと首を後ろに傾ける。
私達がいる事はバレていない。
私がここで動けば…
動いて救けに行けば、まだ……！
「動け…っ」
何も変えられないのは…っもう嫌なんだ！
「っ…！？」
肩に、これでもかと
言うくらいの力で掴まれた
「……飯田、君…っ」
表情で分かる
俺が守ると、訴えているのが。
「やはり、来ているな」
なっ…バレた………！？
「オール・フォー・ワン！」
この声は…！
途端に、凄まじい暴風が吹き荒れる
「全て、返してもらうぞ！」
「また僕を殺すか、オールマイト」
因縁の二人の視線が、ぶつかり合う。
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無希(プロフ) - 潮来さん» キィエエエエめてぇってなんだああああああ！！このまま醜態を晒すところでした…大変ありがとうございます！！これからもどうかよろしくお願いします！！ (2017年10月21日 5時) (
レス) id: 118de6b2c1 (このIDを非表示/違反報告)
潮来(プロフ) - 220の勝己くんのてめぇがめてぇになってますよ。更新お疲れさまです！ (2017年10月21日 3時) (レス) id: ec5387fe16 (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - うーさん» あ、ああありがとうございます！！素直に嬉しいです！ (2017年4月3日 0時) (レス) id: 8be4045229 (このIDを非表示/違反報告)
うー - 絵うま！ (2017年4月2日 16時) (レス) id: 1972a319ca (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - 白さん» うわぁああ白さんがハイネックセーター着てる！！安心しました(笑)わかります、真堂君の大物感！これから絡みがあるといいなぁと私も原作様に期待しているところです、来てくださりありがとうございました！！また遊びに来て下さいね！ (2017年2月17日 17時) (レス) id: 49d50710cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無希
| 作成日時：2016年11月14日 2時
