176，迫られる最善、再び ページ49
「「…へ？」」
予想だにしなかった声かけに
私と皆の声がハモる。
「実は俺と轟さ…昨日も来ててよ」
昨日は面会者はいなかったような…
あっ、私は怒涛の悶絶ラッシュだったか。
「そこでオールマイトと警察が
八百万と話してるとこ遭遇したんだ」
なんでも、
八百万ちゃんが機転を利かせて
とっさに脳無に発信機を付けたらしい。
そしてその信号を受け取る受信デバイスを
オールマイトに渡していた、と。
「もしかして、その受信デバイスを
八百万ちゃんに創ってもらうって事？」
切島君に聞くと、
頷かずに目だけで訴えていた
「やめたまえ！！
これはプロに任せるべき案件だ！生徒達の
出て良い舞台ではないんだ馬鹿者！！」
飯田君が必死に声を大にして抗議する
「んなもん分かってるよ！でもさァ！
何っも出来なかったんだ！ダチが狙われてる
って聞いてさぁ…何っも出来なかった！！」
自身の胸元を掴み、
悔しそうな表情を滲ませる切島君
「ここで動かなきゃ俺ァ、ヒーローでも
男でもなくなっちまうんだよ！！」
「切島君…」
いつの間にか、私は上半身を起こして
彼に聞き入っていた
「切島落ち着けよ、
こだわりは良いけどよ…今回は」
「飯田ちゃんが正しいわ」
「飯田と皆が正しいよ！！っでも！」
勢い良く切島君が
私の方に振り向いて手を差し出した
「なぁ、(人1)！！」
その手には、希望がある。
私が無いと絶望し、
「ーーーーまだ、手は届くんだよ…っ！！」
嘆いた希望が、そこにはある。
頭が痛いほど鮮明に視界は晴れ、
切島君を見た。
それと一緒に
歯を食いしばっている飯田君も視界に入って
私は心が激しく揺れる。
何を
どちらを
ーーーーーー取るべきか。
続編と予告と、お知らせ【重要】→←175，いらない、私なんか
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無希(プロフ) - 卵かけご飯さん» 卵かけご飯さん…美味しそう…！！読みやすいですか！？良かった…みっちり文章のみの時は申し訳なく思いながら書いています。なのでそう言ってもらえると嬉しいです、ありがとうございました！！ (2016年11月14日 2時) (
レス) id: 37e553c061 (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - 鈴さん» 初めましてさんですね！鈴さん…素敵な名前！！コメント有難うございます、頑張らせていただきます！ (2016年11月14日 2時) (レス) id: 37e553c061 (このIDを非表示/違反報告)
卵かけご飯 - 更新するたびにいつも見てます！何度でもシリーズすごく面白く読みやすいので大好きです。これからも頑張ってください！！ (2016年11月12日 22時) (レス) id: 7d4584e7c1 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - はじめまして！いつも読ませていただいてます鈴です。続編楽しみです…！頑張ってください∩｡>v<｡`) (2016年11月12日 18時) (レス) id: e702e0c2c6 (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - soyonさん» 初めましてsoyonさん！一気してしまいましたか…ありがとうございあす！！成り代わり抵抗ありますよね、分かります。私も書く時、凄く勇気使いました。デク君いないですからね…泣。ですがそう言ってくださると救われます！！ありがとうございました！ (2016年11月12日 2時) (レス) id: 52afce27d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無希
| 作成日時：2016年10月15日 1時
