165，戦え、守る為に ページ38
「あ、先生！」
施設まであと少しといった地点で
相澤先生と遭遇。
私がホッとした表情をする半面、
相澤先生は顔をしかめた
「お前、また…」
先生の反応に
しまった、と後悔する。
個性の無断使用は規則違反だと、
あれほど釘を刺されていたのに
「…後でいくらでも謝ります。
でも、今は行かせて下さい」
洸太君を降ろして、真っ直ぐな目を向けた
「…なら、彼女にこう伝えろ」
「？」
「ーーーー」
その重要な伝言を聞いた私は、強く頷く
「その怪我じゃ、お前は足手まといになる。
それでも行くんだろ？」
「はい」
「これは(人1)に伝言だ。
『無事に帰って来い、絶対に死ぬなよ』」
「はい！」
背中を押された私は、全力で走った
「マンダレイ！」
「君…！」
ようやく辿り着いた場所で
まだマンダレイはヴィランと交戦していた
「洸太君は、無事です！」
マンダレイの歪んだ顔が、少し和らいだ
「それと、相澤先生からの伝言！」
熱い喉を枯らすように、大空めがけて叫ぶ
「A組B組総員…プロヒーロー、
イレイザーヘッドの名に於いて…っ」
皆、死なないで。
私が行かなくったって皆は強い、でも
不安で押しつぶされそうになったら言ってよ
「戦闘を…っ許可する！」
何度折れようが、私が行くから。
「伝言ありがと！もう伝えたから
君は戻りな！その怪我尋常じゃない！」
「いえ、あともう１つ伝えて下さい！」
さっきとは別のルートに向かって突き進む
「ヴィランの狙いは少なくともその１つ…
かっちゃんが狙われている！伝えて下さい、
お願いします！！」
「かっちゃ…？誰よ！？」
マンダレイの声は私に届かない。
かっちゃんの事で頭が一杯だったからだ
「かっちゃん、無事でいて！」
先を急ぐ(人1)の一方で、
狙われている爆豪は苛立っていた
《生徒のかっちゃん！かっちゃんは
なるべく戦闘を避けて、分かった！？
かっちゃん！！》
「うっせー！クソ(人2)の野郎、
何かしやがったな！？」
ただでさえ行動を制限されている身の
爆豪にとって、さらなる不満要素が増える
「聞こえてたか、お前狙われてるってよ」
「狙われてんのは(人2)だろうが！」
それを分かっていた爆豪は、
この状況下になって一刻も早く
Aの元へ向かう筈だった。
しかし目の前にヴィランが現れ、足止めを
食らっていたのである
「(人1)が狙われてようが、
そうじゃなかろうが
まずはここを抜け出さねぇと…」
二人はまだ、Aと合流出来そうにない
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無希(プロフ) - 卵かけご飯さん» 卵かけご飯さん…美味しそう…！！読みやすいですか！？良かった…みっちり文章のみの時は申し訳なく思いながら書いています。なのでそう言ってもらえると嬉しいです、ありがとうございました！！ (2016年11月14日 2時) (
レス) id: 37e553c061 (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - 鈴さん» 初めましてさんですね！鈴さん…素敵な名前！！コメント有難うございます、頑張らせていただきます！ (2016年11月14日 2時) (レス) id: 37e553c061 (このIDを非表示/違反報告)
卵かけご飯 - 更新するたびにいつも見てます！何度でもシリーズすごく面白く読みやすいので大好きです。これからも頑張ってください！！ (2016年11月12日 22時) (レス) id: 7d4584e7c1 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - はじめまして！いつも読ませていただいてます鈴です。続編楽しみです…！頑張ってください∩｡>v<｡`) (2016年11月12日 18時) (レス) id: e702e0c2c6 (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - soyonさん» 初めましてsoyonさん！一気してしまいましたか…ありがとうございあす！！成り代わり抵抗ありますよね、分かります。私も書く時、凄く勇気使いました。デク君いないですからね…泣。ですがそう言ってくださると救われます！！ありがとうございました！ (2016年11月12日 2時) (レス) id: 52afce27d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無希
| 作成日時：2016年10月15日 1時
