番外編2，息を殺して ページ25
「痛タタタ！」
「Aちゃんが痛がってます！
離してください」
「お前が離せバカ」
討論は激化し
私は両手を引っ張られるという惨状に。
「全く…貴方方、いい加減やめて下さい。
これで何回目ですか」
↑やっと喋った黒霧
「黒霧ぃ！」
「はぁ…少し頭を冷やして来なさい」
「あ？」
「わっ！」
弔とヒミコちゃんの足元に
ワープゲートが現れ、飲み込まれていった
「た、助かった…っ」
「貴方もしっかりして下さい、(人1)A。
優しくするからつけあがられるのです」
「スイマセン…」
何だろう、オカンに叱られている気分だ
「あ？何だ、Aと黒霧しかいないのか」
今度は茶毘のご登場だ
「いや、さっきまで
弔とヒミコちゃんがいたんだけどね」
「だろうな。ドアの向こうまで騒がしい声が
聞こえて、またオモチャで遊んでるんだろうと思ってな」
「私、オモチャじゃないよ…」
茶毘は私に冷たい
「じゃぁ…あれだな、ゆるキャラ」
「何でだよ」
「Aはいじられポジションだろ？」
隣に座って私の髪を弄ぶ茶毘
「あぁ…私には黒霧しかいないよ
黒霧、結婚しよう」
「ご遠慮します」
「ヒドイ！！」
「貴方と行動を共にすると
死柄木弔に殺されてしまいますので」
「ちぇー。まぁいいや黒霧、コーヒー頂戴」
「しかし(人1)A、そろそろ
昼休みが終わってしまいますよ？」
「マジか。休みにここに来たのに
全然休めなかったわ」
席を立つと目の前に
黒いワープゲートが現れる
「もう行くのかよ、つまんねぇ」
「私だって嫌だよ、けど仕事だからね」
「はは、なら帰って来たらご褒美に
膝枕しろ」
「お前のご褒美かよ！」
そんな茶毘と黒霧に見送られ、
私はワープ先の地に足をつけた
よし、誰にも見られてない。
角を曲がると後ろから声をかけられた
「あれ、(人1)さん！？どこ行ってたの？」
「職員室に行ってたの。何か用だった？」
「そ、そうじゃないんだけど！(人1)さんと
みんなで…その、昼食食べたかったなと
思って」
「そっか、ごめんね？
また今度誘ってくれる？」
「うん！じゃぁ、教室に戻ろう！次は
ヒーロー基礎学だから気合い入れないとね」
「そうだね
…ーーーーーーー緑谷君」
私は、愚かな人間だ
ヴィランという素性を隠して
日常に溶け込んでいる
緑谷君、貴方に私を救う事が出来る？
本当の私を知ったら、幻滅するでしょうね。
楽しみだな
…ねぇ、
こんな救いようのない私を救けてよ…
お願いだから。
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無希(プロフ) - 卵かけご飯さん» 卵かけご飯さん…美味しそう…！！読みやすいですか！？良かった…みっちり文章のみの時は申し訳なく思いながら書いています。なのでそう言ってもらえると嬉しいです、ありがとうございました！！ (2016年11月14日 2時) (
レス) id: 37e553c061 (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - 鈴さん» 初めましてさんですね！鈴さん…素敵な名前！！コメント有難うございます、頑張らせていただきます！ (2016年11月14日 2時) (レス) id: 37e553c061 (このIDを非表示/違反報告)
卵かけご飯 - 更新するたびにいつも見てます！何度でもシリーズすごく面白く読みやすいので大好きです。これからも頑張ってください！！ (2016年11月12日 22時) (レス) id: 7d4584e7c1 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - はじめまして！いつも読ませていただいてます鈴です。続編楽しみです…！頑張ってください∩｡>v<｡`) (2016年11月12日 18時) (レス) id: e702e0c2c6 (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - soyonさん» 初めましてsoyonさん！一気してしまいましたか…ありがとうございあす！！成り代わり抵抗ありますよね、分かります。私も書く時、凄く勇気使いました。デク君いないですからね…泣。ですがそう言ってくださると救われます！！ありがとうございました！ (2016年11月12日 2時) (レス) id: 52afce27d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無希
| 作成日時：2016年10月15日 1時
