137，相違を述べよ ページ2
「そうだ、こうしよう。
Aが叫んだり逃げたりしたら、
ここにいるゴミ共を掃除しよう」
「こんなところで…やったら、
ヒーローにすぐ捕まると思うけど」
「じゃぁ、俺の元に帰るか？
何だ、最初っからそうすれば良かったんだ。
そうしよう」
ま、まずい…話が嫌な方向に進んでる。
圧倒的に状況は私の方が不利だ
ここは素直に…
「わ、分かった…話って何？」
素直に相手の要件を飲む作戦！
「場所を変えるつったろ」
…その要件は飲み込みたくない
絶対に、切実に！！
ここ大事！！
「…な、なら…場所を変えた途端に
私は自決する」
奴はさっきから少なからず、私の身を
案じているような素振りを見せている。
だったら、
私の命が危ぶまれる事はしない筈！
「ったくワガママだな、
そういうのは昔から変わってない」
知ったような口を聞くな
犯罪者め…
立ちっぱなしも怪しいと思ったようで
側にあったベンチに座る
「それで…話って…？」
「気に入らないんだよ、何でも。
…何もかも」
悪党はいつだって
癪に触ったらぶっ壊そうとするよな…
「世界征服！」とか「世界破滅！」とか…
漫画で見たことある。←
「Aが側にいてくれたら
すぐ解決するのに」
黙れ悪党。
「一番、腹が立つのはヒーロー殺しさ」
「…仲間、なんじゃないの？」
「俺は認めちゃいないが
世間じゃそうなってる」
関連はしてるのか…
「問題はそこだ、ほとんどの人間が
ヒーロー殺しに目が行ってる」
「…」
「誰も俺を見ないんだよ、何故だ？」
…意外と幼稚な部分がある。
手柄が欲しいのだろうか？
「いくら能書き垂れようが、結局奴も…
気に入らないものを壊していただけだろう」
確かにヒーロー殺しは正そうと壊し、
犠牲を生み、社会を揺るがした闇。
「俺と何が違うと思う？」
闇、悪…どれも同じだ私にとっては。
「一緒だよ、二人とも。
…ただ、ヒーロー殺しは理解出来る。
納得しないだけで」
「理解？」
「私もヒーロー殺しも
始まりは…オールマイトだったから」
私はヒーロー殺しに
一度、脳無から救けられている。
その時に思った
「あいつは手当たり次第に
壊してるんじゃない。
徒に投げ出したりもしなかったし」
お前はゲームオーバーだと
信念を全うせずに引き下がった。
でも奴は違った
「やり方は間違ってても、
理想に生きようとしていた…と思うよ」
その刹那、ゾワリと
身の毛のよだつ雰囲気に飲み込まれた
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無希(プロフ) - 卵かけご飯さん» 卵かけご飯さん…美味しそう…！！読みやすいですか！？良かった…みっちり文章のみの時は申し訳なく思いながら書いています。なのでそう言ってもらえると嬉しいです、ありがとうございました！！ (2016年11月14日 2時) (
レス) id: 37e553c061 (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - 鈴さん» 初めましてさんですね！鈴さん…素敵な名前！！コメント有難うございます、頑張らせていただきます！ (2016年11月14日 2時) (レス) id: 37e553c061 (このIDを非表示/違反報告)
卵かけご飯 - 更新するたびにいつも見てます！何度でもシリーズすごく面白く読みやすいので大好きです。これからも頑張ってください！！ (2016年11月12日 22時) (レス) id: 7d4584e7c1 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - はじめまして！いつも読ませていただいてます鈴です。続編楽しみです…！頑張ってください∩｡>v<｡`) (2016年11月12日 18時) (レス) id: e702e0c2c6 (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - soyonさん» 初めましてsoyonさん！一気してしまいましたか…ありがとうございあす！！成り代わり抵抗ありますよね、分かります。私も書く時、凄く勇気使いました。デク君いないですからね…泣。ですがそう言ってくださると救われます！！ありがとうございました！ (2016年11月12日 2時) (レス) id: 52afce27d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無希
| 作成日時：2016年10月15日 1時
