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驚いていた二人の内、デクくんが話に入る。
「そっか、水嶋さんは切島くんが好きなんだ。全然気づかなかったよ」
水嶋とは私の名字だ。そう言うデクくんの顔はまだ赤いままだった。
飯田くんも後から話に入り、
「本当にな。女じゃないと気づかないものなのか？」
と不思議そうに言う。
私も図星を突かれたときは驚いた。まさか知っているだなんて。女の勘って怖いな。お茶子はその二人に対し、笑って返した。
「それでさ、結局私と恋バナがしたかっただけなの？それとも他に何か？」
うどんの最後の一口を食べ終える。私はいつも昼休みの時間を鋭児郎に費やすために、食べるのが早い。他の三人はまだ半分しか食べ終えていなかった。
「まぁ、そうなんやけど…」
と、お茶子は言い、続けて後から言葉を付け足した。
「言い案が思いついたから聞いてもらいたくて」
言い案とは一体。
お茶子の考えることはいつも的確だ。何の案かは分からないが、気になる部分もあり、食べ終えても教室に戻るのをやめる。
今日の昼休みはハグするの諦めよう。この考えは、自分にとってかなり珍しいものだった。
「言い案って？」
水を一口ゴクリと飲む。
「それは＿＿＿＿＿＿＿」
「え？」
耳を少し疑った。もう少し、詳しく話を聞く。体が自然と前のめりになった。
「切島くんに色々な方法を試して、Aちゃんが女として見られるようにするってのはどう？」
色々な方法か。私は頭にどんな方法があるかを思い浮かべる。
鋭児郎に女として見られないのは、流石に辛い。だから私は、お茶子の案に大賛成した。自分を女として見てもらい、恋愛対象としてもらう。作戦を練り、それは次の日から実行することにした。
飯田くんとデクくんは、なんとも言えない顔で私達を苦笑いで見ていた。
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ムー - 屋上から社会資料室にいつの間にか移動してる……？いつみても可愛いです！特に社会資料室での壁ドン？はドキドキしました！ (2022年9月4日 23時) (
レス) @page28 id: 812daaa6d6 (このIDを非表示/違反報告)
無気力に自信が有る人 - がわ”い”がっ”だでず〜！キュンキュンしました！ (2022年2月3日 18時) (レス) @page35 id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 切島くんオチの小説は初めて読んだけど、凄く面白かったです！恋する夢主ちゃんはめちゃくちゃ可愛くて、特に告白シーンは最高でした！ (2021年10月5日 19時) (レス) @page35 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
てちじろく - 最高…続きがよみたい…！！！お願いします！！ (2021年6月3日 12時) (レス) id: ce64caf93a (このIDを非表示/違反報告)
Mizu(プロフ) - めっちゃキュンキュンしましたーーーーー！！！最初から両片思いだったなんてちょー可愛すぎます (2020年5月15日 13時) (レス) id: 4855926a40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hermia x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kakuumusou1/
作成日時：2018年1月3日 23時
