和輝の恋人

side.貴女 ページ16

.







焼肉店に来て数時間、約2名潰れました。



『愛莉！起きて』



愛莉「音〜…すぅすぅ」



私は音って子じゃないし！



窪田「大山！帰るぞ」



大山「俺は千手観音だ〜！！…ｽｳ」



秀一「解散だな。窪田、大山よろしく」



家の方向別に分けてタクシーに乗る。御行とかぐやちゃん、窪田くんと大山くん、梶くんと愛莉、私と和輝くん。明智くんは寄るところがあるらしく徒歩で帰った。



和輝「明日バイト被ってるからこの前のしない？」



『あ〜この前のね！いいよ』



和輝「今度は勝った人の言うことを負けた人が聞くって言うのは？」



『いいよ負けないから』



負けたくない。今度オープンするカフェに誘いたい。何故かそう思った。



オープンするって知って顔が思い浮かんだのが和輝くんだった。



愛莉でもかぐやちゃんでも家族でもなかった。



その時、私の秘密を話してもいいかな。



こんな気持ち初めてかもしれない。



よーし頑張るぞって意気込んでいる和輝くんは月の光に照らされていた。



和輝「どうかした？」



『ううんなんでもない！何聞いてもらおっかな』



和輝「俺、決めたよ」



『なになに？』



和輝「秘密だよー」



夜中のタクシーでこんなに騒がしいのは私たちだけかな？

side.貴女→←☆

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す