おっと...の段 ページ17
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勘右衛門「ここが6年生の階だよ」
『やっぱ少ないな』
三郎「俺らと人数変わんないけどな」
『まぁ、......うん。』
?「あれ、5年生が6年生教室の前で何してるの?」
この声...聞いた事あるぞ。
あれの記憶が正しければ、あの茶髪野郎の声だ...
勘右衛門「あ、伊作先輩!実は5年ろ組に編入生が来てその案内をしてるんです!」
なーんで言うかな...、自己紹介しないとじゃん。
...、名前知ってるのいいです。って言おっかな...
?「初めまして、僕は6年は組の善法寺伊作です!!よろしくね?」
はい、確定ー。
あん時の茶髪野郎で決定ー。
『...、俺の事知ってるのと思いますけど』
伊作「あぁ!!君はあの時のAじゃないか!!!」
『...、』
?「伊作どうした、そんな大声を出して」
おっと...、全員来ちまったよ。
ははっ、死んだ...
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ...もう一回自己紹介なんて嫌だー!!
伊作「あ、仙蔵。一昨日の子供覚えてるかい?」
仙蔵「あぁ。雑渡Aだろ?」
伊作「そう!そのAが5年生に編入したんだって!!」
仙蔵「ほう...私の事覚えているか?」
『...、覚えてるにきまってんだろ』
俺、今からでもタソガレドキに戻りたい。
コイツに目をつけられたら終わりだ...いや、もう終わったんじゃないか?
俺の名前呼ぶとき、確信したような目で俺を見てたからな...
え、タソガレドキに戻っていい?
こんなにもタソガレドキに戻りたいなんて人生で一度も思った事ないけどさぁ。
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作者名:霧-fog- | 作成日時:2023年12月29日 21時