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すっかりドンヒョクオッパのペースにハマってるなあ...？と素人目(？)からみてもわかる。
不思議な人...でも間違いなく陽キャだ...
「とにかくっ、ドンヒョギヒョンは下心が見え見えなのでAに近づかないでください！」
「こんな可愛い子前にして下心がない男がいるわけないじゃん」
「開き直るのやめてください！」
2人の言い合いになす術もなく手をうろうろさせながらチラッとロロに助けを求めるけどロロは完全に面白がって爆笑している。
だ、だめだ当てにならない。
わたしが止めるしかない...！
よし！と意気込んで2人に近づいて声をかける
「あ、あの」
すると2人はピタリと止まってこちらを向く。
うっ、イケメン2人の視線辛すぎる...っでも負けない！
「あの、なかよく、しましょうっ！喧嘩は、だめ」
本当は「喧嘩はよくないので仲直りしてください」みたいな感じでいいたいのに、言葉が拙いせいで上手く伝えられない。
けど言い合いは止まったから多分通じた...のかな？
「...あ〜、まじでかわいいねAちゃん」
「わ、」
「ちょっと！ヒョン！」
ドンヒョクオッパがわたしに近づいて頭を撫でてきた。
こういう経験が本当にないので、なんかちょっとドキドキする。
「ドンヒョクオッパっ、あの、恥ずかしい」
恥ずかしいのでいつまでも撫でてくるドンヒョクオッパの手を掴んで無理やり静止させると、ドンヒョクオッパは急に真顔になった。
え？え？機嫌損ねちゃったかな...
と思ったらドンヒョクオッパはくるりとチソンの方をむいた。
「...まじで可愛いね。本当に。チソン、ごめん今日Aちゃん持って帰るわ」
「！？だめに決まってるでしょ！」
こ、このひと、やっぱり不思議な人だ...。
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作者名：ゆにこ | 作成日時：2021年2月9日 19時
