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なんとぶつかりそうになったのはロンジュンオッパだった。わあ、すごい偶然...！
ロンジュンオッパの後ろからジェミンオッパも出てきた。
運動場から更衣室まで道のりには購買があるから、購買にきたのかな？？
「Aちゃん...ジャージ、誰の...？サイズ大きいしそれ俺らの学年のだよね...？？」
あ、ジャージ着たままなの忘れてた。
「本当だ。なんか可愛いな」
「かわ、かわいい...？」
「ロンジュナ〜〜俺の天使はいつだって可愛いよ？？あ、ちょっとまって改めて見たらすごい可愛い、大きいサイズのジャージ着てるAちゃん天使じゃん...？？写真撮るね♡はい、キムチ〜〜っっ♡♡」
「？？？？？」
「ヒョンっ！勝手にAの写真撮らないで！Aもピースしなくていいよっ！」
「そこで素直にポーズとるとこも可愛いかよ。ジェミナ、それ後でくれ」
「え〜〜〜〜〜〜....仕方ないなあ...」
いつもの甘々モードに入ったジェミンオッパの勢いに押されて、ピースをする。
い、いるのかなこの写真...？？
「ふう......で、すっごい可愛い♡んだけど...
これ誰の？」
ひえ！なんか目が笑ってない...？
ジェミンオッパのオーラが怖くて答えられずにいると、ロンジュンオッパがわたしの胸元を見た。そういえばジャージには右胸と袖口に名前が書いてあるもんなあ...。
「イ・ドンヒョク...は？これドンヒョクの？」
「そ、そうですっ」
なんで悪いことしてる気分なんだろう...？
なんか緊張してしまってチソンくんの腕に自分腕を絡めながら答える。チソンくんは頭をよしよししてくれた。かわいい。ありがとう。
ジェミンオッパはわたしの肩をガッチリ掴んで目線を合わせて叫んだ。
「なんでナナに借りに来ないの！？！？」
「いや、俺らのクラス今日体育ねーじゃん」
今日もロンジュンオッパのツッコミはキレキレである。
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作者名：ゆにこ | 作成日時：2021年2月9日 19時
