Pretty (ページ5)

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父親の仕事の関係で先月から韓国住むことになって、やっと少しは慣れてきたなあという今日この頃。

クラスの子たちはとっても優しくて、なにかと手助けしてくれる。

そんなクラスの子で1番仲良しなのが隣の席のパク・チソンくん。

チソンくんはなにかとわたしを気にかけてくれて、お昼ご飯まで一緒に食べてくれている。

韓国語は難しくて上手く気持ちが伝えられないけど、チソンくんは優しい韓国語を使ってくれたりゆっくり話してくれたり、わたしが伝えられるまでまってくれたりする本当に優しい子。

わたしが来るまでに食べてた友達はいいのかなあと思ってたけど、チソンくんは頑なに「大丈夫！」と言っているのでおそらく大丈夫...のはず。

そんなチソンくんと他愛もない話をする最中、チソンくんが申し訳なさそうに話し出した。

「そういえば、僕の友達がAと仲良くなりたいって言ってたからお昼ご飯呼んでもいい？」

チソンくんのお友達！きっといい子に違いない。

私と仲良くなりたいって言ってくれた時点で間違いなくいい子だ。

「嫌だったら断るから！」

「嫌じゃないです！ご飯、一緒に食べます！」

よかった～というチソンくん。
チソンくんはなんか小さい動物みたいで可愛くて癒される。背は高いのに不思議。

「チョンロっていうやつで同じ部活なんだ」

「同じ部活！いいね」

部活に所属していない私は、「部活」っていう青春の代名詞みたいな存在に憧れを感じてしまう。

「お昼ご飯、楽しみ」

「いい奴だから、仲良くなれるといいねっ」

「はいっ」

チソンくんと、まだ顔もわからないチョンロくんとのお昼の時間が楽しみになった。
はやくおひるにならないかなあ。