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ちょっと長引いちゃったけど体育が無事終わったので、チソンくんと一緒に更衣室まで戻る。
運動場から更衣室まで若干遠いんだよね...。
チソンくんはドンヒョクオッパからジャージを借りたことに対してまだ拗ねているようす。
かわいいなあ。
「A、なんでほんとにドンヒョギヒョンに借りにいったのっ」
「だって、体育あるってロロがせっかく教えたくれたし...」
ロロがジャージなしでやるよ〜と言った私に対して、
「体冷やすと良くないから借りにいって！」
とあまりにも強く言うものだから勢いに押されて二限と三限の間にドンヒョクオッパの元へ行ったのだった。
ジャージの色違うの知らなくて更衣室で着ようと思ったときびっくりしちゃったけど、せっかく借りたし...とそのまま着たら思いの外目立ってしまって少し恥ずかしかった。
女の子たちは「もうAちゃんなんでそんなにかわいいの〜？」って褒めてくれた(？)けど...
「次は忘れちゃダメだよ！」
「うん、気をつけるね」
チソンくん小言モードにも慣れてきたので、ちゃんと返事を返す。
チソンくんはまだちょっと納得してないようだったけど、とりあえずは許して(？)くれたみたい。
もうすぐで更衣室だ...という曲がり角に差し掛かったとき、人とぶつかりそうになる。
わわ、あぶな...！
とっさにチソンくんが腕を引いてくれて、その人を避けることができた。
「す、すみません！」
「いやこっちも.......って、Aじゃん」
「Aちゃん！？！？！？！」
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作者名：ゆにこ | 作成日時：2021年2月9日 19時
