Pretty (ページ37)

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本当に俺のAちゃん？本物？

え、Aちゃんから俺に会いにくるとか初めてじゃね？なに！？愛の告白！？

内心嬉しさで舞い上がってるがそれが出ないようにAちゃんに駆け寄る。(もう出てるとかいわない。)

「Aちゃん！？どしたの！？！」

Aちゃんは言いづらそうにしたあと、俺の目を見た。うわ、なにその顔。可愛いすぎる。

「あの...体操着のジャージ、貸して欲しいんです...！」

....え？

「ジャージ？」

「は、はい...忘れてしまったんです。チソンが貸してくれるって言ったんですけど、チソンも体育同じだからジャージないと寒いし、ロロは体育がないから借りれなくて...」

気まずそうに目線をうろうろさせながら、手ももじもじさせている。いやまじで、かわいすぎね？

で、朝練のとき俺が体育の話をしてたのをチョンロが聞いてて、俺に借りれば？と言ったと説明してくれた。

俺の予想だと、チソンアがAちゃんにかすっていったけど優しいAちゃんはチソンアが寒いから借りない！って言ったんだろうな。そこにチョンロが来て、...って感じか。

我ながら考察が天才？絶対この流れじゃん。

いや、チョンロナイスすぎない？マジでありがとう今度なんか奢る。

「やっぱりダメですよね...？」

「んなわけ！！！ちょっとまってて！」

ダッシュで体育着を取りに行って渡す。

「はいっ！俺五限だから、お昼らへんに返してくれればいいよ！今から？」

「す、すみません...！ありがとうございますっ！えと、体育は次の次ですっ」

早めに借りにきたんだね。可愛いね。

時間を見て慌てたAちゃんは、ペコペコお辞儀をしながらお昼に返しにきます！と去っていった。

今日占いの運勢一位だわ。絶対。神様ありがとう。

ていうか俺らの学年のジャージの色、Aちゃんたちの学年の色と違うけどいいのかな。