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そんなこんなでアルバイトは無事に終わった。
ヨンホさんもジェヒョンさんもかっこよすぎて本当に目が潰れそうではあったけど、優しくて色々気遣ってくれたのでなんとかやっていけそうだ。
帰り道を歩いていると、チソンくんから電話がかかってきた。わあ、良いタイミング。
「もしもし？」
「もしもし、A？バイトおわった？」
「うん、今帰ってるところだよ。チソンは部活おわった？」
「うん、今終わった。どうだった？」
チソンくんはあまりにも心配でかけてきたみたい。
最近なんか過保護というか、そんな感じ。なんだかんだチソンくんに心配されるのは嬉しいのでいいんだけど。
「店長もバイトの先輩も優しかったよ〜」
「よかった。お客さんに変なこと言われなかった？」
そればっかりが気になってるのチソンくん...。ただのカフェなんだからそうそうないよ〜なんてちょっと思いながら言われなかったよ、と返事をする。
「そっか...変なこと言われたら言ってね、僕、怒りにいくから！」
「ええ、部活中でも？」
「あ、当たり前じゃんっ！」
「当たり前なんだ...」
今頃電話越しに顔を真っ赤にさせているだろうチソンくんを想像してクスクスと笑ってしまった。
「チソン、電話ありがとう。また明日話すね」
「ううん。なにもなくてよかった。また明日ね」
チソンくんとの電話を切り、空を見上げると星が少し出始めていた。
早く帰ってご飯食べよっ！
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作者名：ゆにこ | 作成日時：2021年2月9日 19時
