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ドンヒョクオッパに引っ張られて来た空き教室。
ジェノさん以外の2人は初対面だから緊張してしまう。
特にジェミンさんなんかずっと無言でこっちをみてたから、わたしがきたの不快だったかなあ...。
申し訳ない気持ちになっているとジェミンさんに名前を呼ばれた。
「Aちゃん」
「はいっ」
「...あ、だめだかわいすぎるね？ん？天使の国から来たの？♡あ〜〜、Aちゃんって本当に人間？絶対天使だよね、ナナはそう思うんだけど？♡Aちゃんは今日からナナの赤ちゃんだね〜〜♡うちゅちゅ♡エギ♡」
「え！？え！？え！？」
「ヤー！コラジェミナ！なにしてんだ！！」
ドンヒョクオッパが立ち上がって声を上げる。
なな、な、なに！？？！さっきと全然違うんだけど！？
ジェミンさんはうちゅちゅといいながらわたしを引き寄せてぎゅ〜っと抱きしめて来た。
わわ！？ハグされてる！
どうしたらいいかわからずに手をわたわたさせているとジェノさんが優しく引き剥がしてくれた。
「ジェミナなにしてんの」
「え？天使を摂取してたんだよ」
「てんしをせっしゅ？」
ジェミンさんがさも当たり前かのような顔をして答えるから驚いた私の方が間違ってるのかな？と錯覚してしまう。
「ジェ、ジェミンさん」
「ジェミンさんじゃなくてオッパでしょ？エギ♡」
で、デジャヴだ！！！これ！
未だにオッパってどんな意味か分かってないとか言えないなあ...
「ご、ごめんなさいジェミンオッパ」
「あい♡よくできまちたね〜」
ジェミンオッパの甘々モードは終わらないみたいで私の手をギュッと握ってニコニコして目線を合わせてくる。
か、顔が綺麗で目を合わせられない...
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作者名：ゆにこ | 作成日時：2021年2月9日 19時
