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「え？言っちゃダメだった？なんで？」
「だってっ〜〜！」
あともう一息だ。チソンイは押しに弱い。
「チソンイ〜〜もうここまできたら白状しなよ〜？？」
すごく迷った顔をしてぐぐ..だのなんだの呻き声をを上げながら2分は経った。
その後、チソンは口を開いた。
「っ...もう〜...はあ...Aは、先月僕のクラスに転入してきたんです。日本から。」
「え！？日本人なの？」
「はい...で、席が僕の隣で、仲良くなったんです」
いろいろ驚きの情報が次々出てくる。日本人なんだ！通りでちょっと雰囲気違うと思ってた！！
しかもチソンイ、人見知りのくせに日本人の女の子と仲良くなれたの！？しかもあんなに可愛い子と！
「韓国語あんまり喋れないんだっけ？」
「うん。でも頑張ってるよ。最近は前より話せるようになってきたんだよ」
へえ〜っ。韓国語得意じゃないんだ。絶対可愛いじゃん。
まだ話したこともないAちゃんの好感度が俺の中で勢いを増している。
というかあの人見知りのチソンイがなんでそこまでして日本人の女の子と話してるんだ？
「えっ...！？いや、その...」
疑問を素直に口にしたら、チソンは吃りながら着替えたシャツの襟を無意味に触ったりしている。
「...いや、なんか、守らなきゃいけないかなって...小動物みたいな感じで危なかっしいというか.........いや！なんですか！？」
「こっちのセリフだよ」
照れながら逆ギレしてくるチソンに突っ込む。
というか俺からしたら十分チソンも危なっかしい感じがするけど、そんなチソンにまで守らなきゃと思わせる存在って何者なんだ...。
ますます興味が出て抑えられない。
「明日紹介して♡」
「え！？嫌って言ったはずですけど！」
「あ、僕も！友達になりたかったんだ」
「チョンロはまあ、いいけど...」
「なんでだよ」
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作者名：ゆにこ | 作成日時：2021年2月9日 19時
