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Jaemin
ジェノが手を引いてあの子を連れてきた時、天使を見たかと思った。
・
僕たちがお昼の時、いつも使ってる空き教室にドンヒョクが帰ってきた。
さっき意気揚々と「ちょっと出てくるわ〜」とかいってたのにもう帰ってきたの、と思ってたら
「本日のスペシャルゲストのAちゃんで〜すっ！」
「こ、こんにちはっAです」
僕の天使を連れてきた。
「ドンヒョク...」
「おいジェノ勘違いするな、同意の上で連れてきたんだよ」
「は、はいっ」
「ならいいけど...」
ジェノが呆れたように半目でドンヒョクを見るとドンヒョクは胸を張ってAちゃんの肩を抱いている。
「...ジェミナ？」
ロンジュンから肩をトン、と叩かれてハッとする。
Aちゃんの登場に驚いて固まっていたみたい。
「石像みたいになってたけど」
「あ〜、ごめんごめん」
不審そうな顔をするロンジュナに適当に返事をしつつ、視線はAちゃんから逸らすことができない。
「あいっAちゃんここ座んな〜♡」
「え、ここって、ドンヒョクオッパの上ですか？」
「うん♡」
「それはいやです」
「ちゃんと断れるのがAちゃんのいいところだよなあ〜かわいいね♡よしよし」
ドンヒョクの戯言にもちゃんと返し、結局ドンヒョクと俺の間に座った(名前ちゃん)。
うわ、かわいいしなんかいい匂いするかも...
...？
...ドンヒョク俺の間？
おれのとなりにすわってる！
天使が突如隣に座ったせいで思考能力がゼロになってしまい、また横のロンジュンから不審な顔をされているのを感じる。
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作者名：ゆにこ | 作成日時：2021年2月9日 19時
