Pretty (ページ2)

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Donghyuck

「チソンイ、お昼一緒に食べてた子だれ？」

「え...」

部活もあっという間に終わって、全員部室で着替え中。

俺は4限後からずーーーっと気になって授業にも集中できなかった(まあそれはいつものことだけど)ことを聞いた。

「ドンヒョク、まだ言ってんの？」

「いいだろ別に！」

ジェノが呆れたようにこちらを見て、
チソンはあからさまに嫌そうな顔をしている。

いやなんでだよ。

可愛い子を独り占めめしたいのか！？！そうはいかないぞ！

「ヒョンには関係ない子です、今後関わることもないので知らなくていいです」

「ヤー、そんな生意気に育てた覚えはないぞ」

「育てられた覚えもないです」

チソンイは頑として俺にあの子の詳細を教える気はなさそうだ。

なんで俺がここまで聞きたがっているかというと、単純にその子がタイプだったからだ。
なんとしても情報を知りたい...！

「なんで教えてくんないんだよ！」

「ヒョンに関わらせたらロクなことにならないですっ」

「俺のことどういう目で見てるの？」

そこまで変なことした記憶ないんだけど。...多分。

「とにかく、Aには近づ...あっ」

勢いで名前を口にしちゃうウリチソン、ドジで可愛すぎ。

「へえ～Aちゃんっていうの？」

「あああ違います」

「いや絶対そうじゃん！Aちゃんかあ～！」

名前を知れただけで割と十分だった。名前まで可愛い。なにそれ。

「Aちゃんって、チソンイのクラスの子だよね？最近転入して来た」

「ヤー！チョンロっ！」

名前を噛み締めていると、チョンロがひょっこりやってきてなんの気無しに情報提供をしてくれた。

チョンロ、大好きだぜ。