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秋祭り【中原中也】 ページ32

カプチーノ様リクありがとうございます!

遅くなってすみませんでした。

久々で文が酷くなっているのでなにかご不満な点がありましたらコメントにてお知らせください。


__________



『お祭り、行かない?』


夏が終わって、少し涼しくなってきた中秋。

家の近くの商店街で、祭りがあると同僚に教えてもらい昨日中也を誘ってみた。

そしたら優しい彼は笑顔で「良いぞ、浴衣着るか」だなんて云ってくれる。


そして今日。

彼は待ち合わせ場所に行けば腕を組んで静かに待っていた。

声をかけられても動じない、完璧過ぎて死にそう尊い。


『お待たせっ!』


どーんっと抱き着くと、ガシッと受け止めてくれる。

不意打ちでさえこの対応、神だろ。


「おー、……………可愛いな。」


間が気になる。

何を舐め回すようにジーっと見る必要があるのか。

てか何をしても褒めてくれるこの彼氏本当世界一だと思う。


『私たこ焼きが良いな!』


そう云えば、


「じゃあたこ焼き行くか。」


と、手を差し伸べながら笑顔で話し掛けてくれる。

手を取れば歩幅を合わせて歩いてくれるし。

尊い。





たこ焼きを買うと近くのベンチに座って、彼と一緒に食べることにした。

熱い、わりと。

綺麗に食べれるか心配だけど…。

すると途端、右手に持っていた箸を不意に中也に取られた。

え、と思い顔を上げると、たこ焼きを二つに割っては、ふー、ふー、と冷ましてくれている。


『え、中也?』

「ん、一寸待てって。」


待てと云われましても。

そして犬かとか呟いたの聞いてたからね。


「あーん。」


浴衣、帽子の笑顔であーんは非道い辛いしんどい。

口が思わず小さくなる。

すると中也は「こら」だなんて。

中也に食べさせて貰ったたこ焼きは、良く味が判らなかったけど美味しいのは判った。

この味が判らないのは何故だろう。

キュッと胸がきつく締め付けられる。

…………何だか、懐かしい感覚。


『好きだよ、中也。』


あのときは言葉が詰まって上手く云えなかったけど、今ならすんなり言える。

まだ顔は紅くなるし恥ずかしいけれど。

中也は中也で少し照れながらはにかんで頷いた。


「嗚呼、俺も。」


空へ駆け上る破裂音。

夜空に大きな花が咲く。

中秋の空に翳る月に映え。

賑やかな地上では秋祭り。

そんなある日のデキゴト。

飲んべえ【太宰治】【中原中也】→←幹部はお疲れです【太宰治】


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包帯ぐるぐる中途ミイラ - 双黒と太宰さんの激甘系欲しい(^q^) (2021年7月15日 7時) (レス) id: eda798d5d2 (このIDを非表示/違反報告)
暁郗 - 何…っ!?728標目ですたぜ☆ (2021年1月11日 21時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 霧雨量 文月さん» お前か…!!721票目だったぜ☆ (2020年11月27日 22時) (レス) id: 5ca0190a67 (このIDを非表示/違反報告)
オムライス - 霧雨量 文月さん» お前か…!!601票目だった…! (2019年5月13日 22時) (レス) id: 09037b6243 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨量 文月 - ふっ!評価600票目は頂いた! (2019年5月12日 17時) (レス) id: f9fda80f93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:博識のうさぎ(仮) | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年6月29日 23時

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