検索窓
今日:7 hit、昨日:18 hit、合計:381,805 hit

前○前世【中原中也】 ページ2

よし、中也さんを書こう!←

唐突である。


__________




『中也の前世って何だと思う?』

「…大丈夫か?」


何か物凄く心配されたけど、今はスルーといこうか。
私は気にせず話を続ける。


『私は……蟻だと思う。』

「殺す。」


素早い拳が飛んできました。
待って今ガチのやつだった!
死んじゃう!本気で死んじゃう!

すると中也も何かに乗ってきたのか、考え始めた。


「…前世……つか俺って前世あるのか?」

『あるんじゃない?例えば帽子とか。』

「帽子を俺と一体化させるな。」


いやでもワンチャンあるかもしれない。
中也の前世が帽子……待って腹筋崩壊しちゃう。

私たちは何故か夢中になって考え始めた。

中也と云えば……小さい、可愛い、素早い、あざとい、うざい………栗鼠?

私は半ば無意識に呟いていた。


『……栗鼠(りす)、とか?』

「んでだよ。」

『否、中也可愛いし、素早いし、あざといしうざいからさ。栗鼠と一緒じゃん?』

「俺この二行で大分ディスられた。」


ディスった心算はない。
ただ本音を云っただけなのだ。
そう、本音を。

すると中也は私の頭をわしっと掴んでは、ソファに投げ捨てた。

私人に投げられて宙に浮いたのって何気に初めてだよ。


「反論いーち。
 栗鼠は力が強くないです。」


ドヤッ。
蒼い瞳が私を捕らえた。

中也は、更に私の上に馬乗りになって、私の手を押さえた。


「反論にー。
 俺は硬いものは好みません。柔らかいものが好きでーす。」


私の耳をはむっと噛んだ。
一寸痛いかな?!


「反論さーん。
 可愛いのも素早いのもあざといのもうざいのも、ぜーんぶ手前だ。」


私の耳元で囁いた。

唇と唇が重なる。
ちゅうっと吸ったり、下唇を甘く噛んだり。


『あっ……うぅ……』

「…そう云う所があざといンだっつーの。」


中也は愉しそうに笑っていた。
瞳の奥には、私では捉えきれないほどの何かが隠れている気がする。


すると中也は私を見下ろしながら、百々と云った。


「前世も何も、俺には関係ねェ。俺は俺だ!
 此処にいるのは、Aを愛している俺が生きている、ただそれだけだ。」


こりゃ一本取られましたよ……。

…私も好き、だなんて云ったら本気で止まらなくなるので止めましょう。



________


中也「評価宜しくな!」

お姫様とオヒメサマ【太宰治】→←リクエストについて


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!

今日ノ檸檬メニユウ(思い付いたら増やす)

檸檬スカッシュ


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (906 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1171人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

包帯ぐるぐる中途ミイラ - 双黒と太宰さんの激甘系欲しい(^q^) (2021年7月15日 7時) (レス) id: eda798d5d2 (このIDを非表示/違反報告)
暁郗 - 何…っ!?728標目ですたぜ☆ (2021年1月11日 21時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 霧雨量 文月さん» お前か…!!721票目だったぜ☆ (2020年11月27日 22時) (レス) id: 5ca0190a67 (このIDを非表示/違反報告)
オムライス - 霧雨量 文月さん» お前か…!!601票目だった…! (2019年5月13日 22時) (レス) id: 09037b6243 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨量 文月 - ふっ!評価600票目は頂いた! (2019年5月12日 17時) (レス) id: f9fda80f93 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:博識のうさぎ(仮) | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年6月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。