Nostalgic ページ9
一割を切ってしまった
面白い程の勢いで減って行く、僅かな
もう少し、もう少し、と自分を
路地を抜け、家が見えて来ると自然と足の運びも速まった。
我が家の扉の前に立ち、ノブに手を掛ける。
すると不意に、
────ひゅう、と風が吹き抜けた。
反射的に閉じてしまった目を開いた。
朱に金を混ぜたような色が、網膜へ沁みる。
明確には覚えていない程の昔、毎日のように見ていた “幸せの色” 。
自然が作る複雑な色の光、それが住宅街の全てを染め上げる。
ほぼ一色が支配する世界。
フードに手を添えたまま
玄関から部屋へ続く廊下を歩くのが、心做しか路地よりも速く感じる。
開けっ放しだった部屋の扉をから内に入り、ベッドへ身を投げる。
刹那、沈む体に蘇る倦怠感。
そして段々と重さを増す
視界が黒一色へと変じ、思考に靄がかかりだす。
意識が沈む直前、
ふわりと香る懐かしい香り、
古い記憶を刺激するかのような身を包む温もり。
｢君は、──────｣
双眸を開き確認するよりも早く、意識は暗転した。
Summoned Beast→←The angry＿side爆豪
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Alice(プロフ) - ロットさん» ありがとうございます！夢主の説明部しかまだ書けておらず、全然ヒロアカ感無いですよね、すみませんm(_ _)mヒロアカ感が出るように、更新頑張りますね！ (2018年1月22日 1時) (
レス) id: 9007c89a5c (このIDを非表示/違反報告)
ロット(プロフ) - 面白いです！ヒロアカ感をもっと出して欲しい (2018年1月22日 0時) (レス) id: a2aee53916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2017年5月18日 23時
