『嫉妬』から生まれた少女(SERVAMP) (ページ13)

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憎悪少年とくせ毛青年ページ13

あ「さっきはすいません．．．勝手にペラペラと。」

真昼「いいよ．．．気にしないで」

ファミリーレストランへきている。
４人席なのに7人もいるんだ。それに騒がしい。
店員の視界はかなりカオスだろ。

あ「あの．．．やっぱり、今日は僕帰ります。」

真昼「帰るってどこに．．．？」

あ「．．．勘です。」

そう言い遂げると僕は逃げるように走り出した。

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どういうことだ．．．

あ「白．．．黒．．．白．．．黒」

ただ白黒と呟くことしか出来ない。
その呟きを辞めてしまえば、白も黒もわからなくなってしまうんじゃないのかと．．．
いや、そんな理由じゃない。
僕が本当に思っていることは．．．

呟くことをやめてしまえば罪悪感が襲うからだ

あ「白黒．．．なんでだろ。僕はあの人たちにとって特別な存在って理由でもないのに、
どうしてだろ。「椿」という単語がでてきてからどうもおかしい．．．」

独り言が止まらない。
口から何かを喋っていないと．．．不安だ

あ「僕はドライモンスターなんだ。人に
関わらなくてもいいんだ。そうだよ、そうだ。．．．なんでこんなことになったのかな。あの子に嫌われちゃったからかな。」

交差点で立ち止まる

あ「いっそここで．．．何も聞こえなくなるくらい何も見えなくなるくらいに滅茶苦茶になっちゃえば．．．」

もう嫌だ。アイツらといたくない。
鉄には感謝をしているが、城田真昼は
どうも苦手だ。
僕とは正反対。天と地ほどの差がある。
彼は友達、家、パートナー、師匠、ライバル
がいるに比べて僕は．．．何も持ってない

青信号が赤に変わる

あ「城田真昼．．．僕はなんなんだ。」

その瞬間電のようなクラクションが鳴り響き、
僕に向かってきた

あ「ッッッ!!!」

キーと黒板を引っ掻いたような音が聞こたえたあと、くせ毛のような髪が視界に写った。

抱えられグルグルと地面を転がり、電柱にぶつかって動きを止めた。

桜哉「っぶね．．．おい、大丈夫．．．!?」

胸に顔を押し付けている行為に顔が赤くなる。
いい匂いが漂い今すぐにでも眠ってしまいたい。

桜哉「泣いて．．るのか？」

あ「え．．．」

涙を流していたことにきづいてなく、頬に手を当てると水滴がつく。

桜哉「怖かったのか．．．？にしても、なんであんなど真ん中にいたんだよ。しかれるだろ。」

あ「帰る場所がないんです。」

桜哉「え？」

あ「帰る場所がなくなったんです。」
大粒の涙が流れた