報告 ページ27
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今日は東京で行われる単独に向けて、会議室でネタ合わせする予定。そこで、まずは昨日の一件を織に報告したいと思ってる。今までの恋愛事情はほとんど知られてるからこそ、急に先輩芸人の恋人ができたなんて、どう説明すればいいのか…。
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『…実は昨日から堂前さんと付き合うことになりました。』
人の恋愛に口出しするような相方じゃないのは重々承知やけど、相手が相手なので何を言われるかはちょっと不安。
「おめでとう、お似合いやと思うよ」
温かい祝福にホッとするのも束の間、
「実は私もAに言わなあかんことあるんよね〜」
「ちょっと前から永見とお付き合いしてるねん」
『は？！？！！？！、』
爆弾が投下された。
「言おうとは思ってたんやけど、タイミング難しくてさ〜」
えへへって笑う相方を見て、そう言えばこいつとんでもない自由人やったなと思い出す。忘れてたわけではないど。
それからはネタ合わせそっちのけで、いつから付き合っただの告白の言葉はなんだの、高校の頃に戻ったみたいに恋バナで盛り上がった。
とりあえず付き合ってることは、兎さんと浜田も含めた６人、それからマネージャーさんに報告することに。あんまり大っぴらにするようなことじゃないし、マンゲキメンバーにバレたらめんどくさいで済まないくらいイジられるだろうし笑
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当初の目的であったネタ合わせやライブの構成もなんとなく決まってきて、そろそろ出ようかと声を掛ける。新ネタ作成に集中してるかのように見えた相方は、素早い反応で顔を上げて口を開く。
「あのさ〜、こんなん言うことじゃないかもやけど、堂前さん離したらあかんで」
『急にどうしたんよ？』
「Aの隣は私以外許せんけど、堂前さんなら貸してやってもいいよって話」
『余計わからん笑』
たまにでる織の言葉不足な愛情表現をありがたく受け取って、会議室を出る。
『じゃあ織の隣も私以外禁止にする！笑』
「もともとA以外おらんからな〜」
腕を組んで帰るなんて久々で、毎日一緒にいるくせに、帰り道も一切会話が途切れなかった。
いつもは相方として仕事してるけど、舞台を降りれば織はもうただの天然で最高な私の親友で。うん、頼りにしてるぜ、相棒！！
「やばい、スマホ会議室に忘れてきたかも…」
『やっぱり全然頼りにならん！！！！！！」
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ねる(プロフ) - ねこさん» コメントありがとうございます。心待ちにしていたと言っていただけてすごく嬉しいです。皆様のリクエストを踏まえた続編にできるよう頑張りますね！ (2022年6月22日 17時) (
レス) id: b46a5649b3 (このIDを非表示/違反報告)
ねる(プロフ) - りまさん» コメントありがとうございます。続編も考えてみますね！ (2022年6月22日 17時) (レス) id: b46a5649b3 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - はじめまして。毎回の更新を心待ちにするほどこの作品を読むのが楽しくて大好きだったので完結記念にコメントさせていただきました。結婚後ストーリーも作者様の無理のないペースの中で是非読んでみたいです！ (2022年6月21日 22時) (レス) @page50 id: ce4acb1eb6 (このIDを非表示/違反報告)
りま(プロフ) - 終わってしまうのがさびしいです。結婚後のお話も楽しみにしています (2022年6月21日 19時) (レス) @page50 id: 05beb7e26c (このIDを非表示/違反報告)
ねる(プロフ) - みーんさん» コメントありがとうございます。楽しみと言っていただけて嬉しいです。期待に添えるように頑張りますね！ (2022年6月14日 18時) (レス) id: b46a5649b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねる | 作成日時：2022年3月23日 19時
