貴方を慈しむ

助けてほしい(st(hk)×yg)R ページ36

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Yugo side



最近、見られているような気がする。


気がする、だから正確には言えないんだけどでも視線を感じることが多くなった……と思う。ジャニーズ事務所の中では視線は感じない。でも局とか帰り道には……視線を感じる。


振り返っても誰も居なくて、怖いから最近はマネージャーに事情を説明して車で送ってもらっている。


マ「滝沢さんとかに言わなくていいの？」

優「うん…。まだ害はないし、気の所為かもしれないから。……でも怖いからごめん、マネージャー」

マ「俺のことな気にしないで。はい、着いたよ」

優「ありがとう」


家に着いて鍵を開ける。中からいい匂いが漂ってきた。この匂いはカレーかな。


優「ただいま」

北「高地おかえり」


……俺はメンバーである北斗と付き合っている。デビューした日に北斗から告白してくれた。そして半同棲っていう形だけど一緒に住んでいる。今日は俺の家で。


高「カレー？」

北「うん。出来たから座って」

高「美味しそう〜！」

北「じゃあ、食べよっか」

「「いただきます！」」






✻✻✻







北「…最近、様子がおかしいけど何かあったの？」

高「え？」


夜ご飯も食べ終え、お風呂も入り、二人でゆっくりしていたときのこと。北斗がいきなりそう行ってきた。


北「たまに、怯えてるのを見るから」

高「そうかな？ 北斗の気の所為じゃない？」

北「……」


"視線を感じる"


そう言ったら北斗に心配をかけてしまう。だから、本当のことは言えない。北斗のことを信用していないってわけじゃないよ。絶対違う、信用していると断言する。でも、心配かけたくないから……だからごめんね。そんな悲しそうな顔をしないで。

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