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No side
「シャチもペンギンも…キャプテンまで帰って来ないじゃない。いつだって食料調達はあたし達の仕事ってわけ？」
「自由な奴らだ。諦めろ。」
大量の荷物を乗せた荷車を引きながら船へと向かう2つの影。
シャチやペンギンと同じ繋ぎを着る彼らも恐らく同じハートの海賊団の船員なのだろう。
「ちょっと…あれクリオネ？船番が何呑気に寝てんのよ…」
「自由な奴らだ。諦めろ。」
「それさっきも聞いたわよ！！」
荷車を引いた彼らは呑気にそう話すも、船に近づくにつれ嫌な気配を感じとっていた。
「…イッカク。様子がおかしい。船に何かいる。」
イッカク「うるさいわねウニ。あんたに言われなくても分かってるわよ。」
眠っているクリオネがただのうたた寝では無いことに気づいた2人。
それに加えて船は揺れ、中では何かが落ちる音があちこちで響いている。
ウニ「中の様子を見てくる。荷物は預けたぞ。」
イッカク「あっ、ちょっと！待ちなさいよバカ！！」
手網を離し、船へと向かったウニと入れ替わる様に潜水艇の窓ガラスが割れた。
中から出てきた人影は宙を舞い、近くの海へと落ちていく。
ロー「…"シャンブルズ"」
それを追うように己の能力で外へと出てきたローは、帰船した2人を視界に入れた。
ロー「ウニ、イッカク。町外れの酒場にベポ達がいる。様子を見て来い。こいつに嵌められたらしいからな。」
甲板に立つその姿は酷く荒れ、腕や足には傷が見える。いつもと違うその様子に2人は神妙な面持ちで頷くと酒場へ走った。
『…怪我に海水が染みんだろうがよ…女を海に突き落とすとかどういう教育されてんの。ありえねーんだけど…？』
飲み込んでしまった海水を吐き出しながら浜へと登った少女は額に青筋を浮き立たせた。
ロー「てめーもうちの船をあんだけ荒らしてんだ。こっちの方が被害はでかい。」
『うっざ…ほんと最悪。さっさと死ねよくそ海賊！！！』
ロー「お前もいい加減しつこいぞ…"ROOM"！！」
『また…っ！あーもうこれなんなんだよ！！！』
彼を中心にサークルが広がる。その中でAは不思議な力を目の当たりにした。
船内を傷つけまいと抜かなかった刀も、船の外に追いやられた今では抜かない理由はない。
大太刀に手をかけ、彼はその刀身を顕にした。
ロー「…終わりだ。」
イッカク「キャプテン！！！！」
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おだんご(プロフ) - 瑠李さん» 気に入って頂けて嬉しいです！！最近更新出来てなくて申し訳ないですがこれからも楽しんでくれると嬉しいです💗 (2022年9月20日 12時) (
レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 初コメ失礼します。何度の読み返すぐらい大好きな作品です( ◜ᴗ◝ )ﾆｺ更新楽しみに待っています⸜( •⌄• )⸝頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧応援してます。 (2022年9月18日 14時) (レス) id: 9824e2f221 (このIDを非表示/違反報告)
おだんご(プロフ) - 咲来(名前)さん» コメントありがとうございます！すっごく嬉しいです頑張ります🥹 (2022年8月31日 12時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
咲来(名前)(プロフ) - すごく大好きです！これからも更新頑張ってください❗️ (2022年8月30日 21時) (レス) id: ff57aa709d (このIDを非表示/違反報告)
おだんご(プロフ) - くいっくさん» ありがとうございます！その言葉凄く励みになります😭 (2022年8月7日 13時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おだんご | 作成日時：2022年8月4日 19時
