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わ、わ、わたしとしたことがっ!


な、なぜ京本さんと歩いているんだ!?




俺ペーパードライバーでさ、
なんて私に話しかけてくるこのお方は
間違いなく京本さんだ。


知ってますよ?ペーパードライバーなのは。
高地さんに教えてもらいながら
少し運転してる姿がYouTubeに上げられたことも。




それより………

なんであの時、送りますとか言っちゃったんだろう。



いや、でも助けていただいたし、
大きい通りまで歩いてくださいなんて失礼だし…
多分だけど兄の家から京本さんの家
そこまで遠くないだろうし。

いや、それは憶測だけど。
犬の散歩で遠出するような人じゃないと
勝手に思ってるだけで……


だとしても、
私がしゃしゃり出るような案件じゃない!!




あぁどうしよう……無理無理。

何、自分で自分の首を絞めてるんだよ!


バカ。自分のバカっ!!




歩いてたら奇跡的にタクシー通らないかな。

そしたらタクシー来ましたよって捕まえるのに。



来い!タクシー来いっ!!





という願いも虚しく、駐車場に着いてしまった。



「どうぞ。」


大我「……。」


「あ、ちょっ……。」




後部座席のドアを開けて待っていたにも関わらず、
何も言わずに助手席に乗り込んだ京本さん。



いや、えっ?ウソでしょ?



後部座席のドアを閉めて、運転席に回った。



満足気に微笑む京本さんが眩しすぎて直視出来ず、
チラッと見て運転席に座ってシートベルトをしめた。




いや、もう既にシートベルトしてるんかい!!

と京本さんに心の中でツッコミを入れて、
渋谷区であってます?と京本さんに聞いた。


タクシーの運転士になった気分で安全運転を心がけよう。

今はそれだけを考えよう。




住所を言われ、
やっぱり兄の家の近くだと言うのがわかった。



では出発しますと伝え、車を走らせた。

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設定タグ:SixTONES , 京本大我   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:popo | 作成日時:2023年1月19日 19時

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