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大我「ふふっ。まだ成熟はしてなさそう。笑」
「いや、私トマトじゃないから。笑」
ふふっと笑いながらまた肩に頭を乗せてきた大我くん。
もしトマトだったら、成熟する前だとするじゃん？
私の顔緑色ってことになるけどおけ？
……なんて聞ける訳もなく、まぁいいやと流してしまう。
いやいや、流しちゃいけない！
「私の方こそ、嫌われたらどうしようかと思ってた。」
大我「なんで？」
「上手く話せないし、
緊張して目も合わせられなかったし……
私、失態ばかり大我くんに晒してる気がする。」
大我「そう？全部可愛いなぁって思ってたけど。」
「ん？」
大我「でも、それが俺嫌われてんのかな？
って不安になることもあったけど。」
「いやいや、むしろ好きすぎて……うん……ねっ。」
告白を断った分際で、
こんな調子のいいことを言うのは失礼か…。
大我「良かった。それがわかって。」
「……うん。」
大我「あぁ……L!nkが解散するのはすげぇやだけど、
解散しないと付き合えないし……
複雑過ぎて俺の気持ち、マジでぐちゃぐちゃだから。」
「ふふっ。でももうL!nkの解散は決まってる事だから。」
大我「だから付き合うのも決まってるってことでしょ？」
「えっ？」
大我「えっ？」
「いや……だって、
大我くんが他に好きな人が出来るかもしれないじゃん。」
大我「ないね。それはない。俺かなり一途だから。」
「ふふっ。へぇー。」
大我「ちょっ、信じてないでしょ？笑」
「んー？いや？すごいなぁと思って。」
大我「すごい？」
「そうやって言い切れるのが。すごいなぁって。」
私も、片思いを続けてきたから…
他に好きな人が出来るなんて考えられないけど……
大我くんにそう思ってもらえるなんて……幸せすぎる。
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作者名：popo | 作成日時：2023年1月19日 19時
