072 樹side ページ21
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j.t
樹「逃げたな。笑」
悠乃「あれでも頑張った方だから。笑」
きょもが引き寄せると
全く動かなくなってしまったAちゃん。
ほんと反応がいちいち可愛い。
だから余計いじめたくなる。
あんなに顔真っ赤にしてさ。
どんだけ男に免疫ないの？ウケるわ。マジで。
樹「えっ？笑」
きょもが立ち上がったから、
Aちゃんのところに行くの？なんて思ったら
リビングから出て行った。
んだよ。トイレかよ。
樹「いいと思うんだけどなぁ。あの2人。」
悠乃「やっぱりAのこと好きだよね？」
樹「うん。」
悠乃「上手くいってほしいなぁ。」
ほら！メンバーも応援してるよ？Aちゃん！
きょもがあんなにも積極的にアピールしてるのに、
なんで分かってくんないんだよ！あのきょもがだよ？
なんて思ってると別方向から戻ってきた2人。
「これ、どうぞ。」
大我「ありがと。」
あぁ早くくっつくよ！
樹「Aちゃんってどんな人がタイプなの？」
「んー…タイプとか…ないんですよね。」
悠乃「確かに。
好きになる人の共通点ないかもね。Aって。」
樹「今、好きな人いんの？笑」
「っ…さぁ？どうでしょうね…。」
樹「ドラマとかでさ、
恋人役した相手と付き合ったとかあった？」
「めっちゃ質問してきますね…。」
樹「気になるわけよ。
悠乃とはもうそういう話したからさ、
Aちゃんの事が知りたい。」
まぁ俺というより、きょもがね？
樹「で？どうなの？やっぱりあるもんなの？」
「…ノーコメントで。」
樹「あるんだぁ。えっ？相手誰？」
「いやいや、ノーコメントって言っただけですよ？」
樹「いや、そこでさ、
ありませんって答えないってことは、
付き合ったことがありますよって
言っているようなもんなのよ。」
「っ……。」
あーあ。素直な子だなぁ。
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作者名：popo | 作成日時：2023年1月19日 19時
