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「……樹、くん。」
樹「はぁーい。なぁに?」
「えっ?いやいや、えっ?呼んでって言ったから…。」
たな、樹くん酔っ払ってるなぁって困惑してたら、
ふふっ。よく出来ましたって
さっきの悠乃みたいに頭を撫でられた。
そんなにも優しい顔して撫でられたら、
ドキッとするじゃないですか!!って思ってると、
いきなり肩を抱かれて
グイッと京本さんの方へ引き寄せられてしまった…。
えっ…と………えっ?
大我「Aさんを困らせないであげてよ。」
「っ……。」
樹「いや、今確実に
Aちゃんを困らせてるのはきょもだよ?笑」
悠乃「おーい。Aー?息してるー?笑」
どうしたらいいか分からず、
京本さんの胸に顔が当たったままフリーズしていると
私の顔を覗き込んできた京本さん。
大我「ふははっ。トマトが熟成した。笑」
「いっ!」
私の肩に置いていた手で、
ほらって頬を突っついてくる京本さん。
どうしたらいいの?えっ?私、どうしたらいいの?
あぁ私の心の臓がバックバクだぜ!
鳴り止まぬビート、
スピード上げて走り出すビート!Oh Yeah!
はっ!違う違う。落ち着け。
「あ、飲み物…飲み物持って来ます。」
大我「誰の?」
「たな…樹くんの…。」
樹「おぉ。笑」
大我「俺のは?」
「も、持ってきます。なので…離してください。」
大我「んー?」
樹「そこはさ、大我くんおねがぁいって言わないと。笑」
「えっ…たい、がくん……お願い、します。」
大我「俺、甘いの飲みたい。」
「わ、っかりました。
ヨーグルト割りでも作りましょうか?」
大我「うん。」
作ってきますと、するーっと京本さんから逃げた。
あぁ…もう身体に悪いって!!
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作者名:popo | 作成日時:2023年1月19日 19時