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「えっ、と…どうしました？」
大我「LINE教えて。」
「えっ？あ、」
大我「教えてくれるまで降りないから。」
「いやいや、全然。教えますよ。」
大我「何？早く出てってほしいってこと？笑」
「えっ？いやいやいや、そういう事じゃなくて。
えっ？どっちが正解ですか？」
大我「ふははっ。困りすぎじゃない？笑」
「っ……。」
LINEは交換したい。
でも京本さんとバイバイするのは悲しい。
なんて思ってると、
どっちが正解ですか？って言葉が出てしまった。
笑われて苦笑いの私に、
はいっと差し出された携帯にはQRコードが表示されてて
慌ててスマホを取り出して読み取った。
大我「じゃっ。送ってくれてありがと。またね。」
「あ、はい。お疲れさまです。」
車を出た京本さんが手を振って歩いて行ってしまった。
……またねって…またねってことだよね？
うわぁ…なんなんだ！
あの人はなんなんだっ！！
.
興奮冷めやらぬままたどり着いた兄の家。
おかえりーといつも通り出迎えてくれた兄を見て、
ホッとして膝から崩れ落ちた。
おい！大丈夫か？と心配してくれる兄。
でもね、大丈夫。
私のHPがゼロになっただけ。
回復するから大丈夫。ほんと、大丈夫。
「きょえー！！！大事件じゃー！！」
兄「落ち着けー！！」
「無理じゃー！」
兄「お前誰だよ！！笑」
「にょへぇーーー！！」
兄「いつものAじゃない……笑」
曲作りなんて進まなかったのは言うまでもない。
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作者名：popo | 作成日時：2023年1月19日 19時
