義理の弟が辛辣すぎる件について[stpr][黄]

辛辣２ ページ4

翌日


優「それじゃあA！お母さんたち旅行に行ってくるから！！５日間、瑠宇くんと仲良く過ごすのよ〜！」

『はいはい。楽しんできてね』


まったく…無責任な親。
まぁ、今までずっと苦しんで来たんだもんね。
このくらいなら仕方ないか…


祐「Aちゃん。瑠宇をよろしく頼んだよ」

『はいっ！』


お義父さんってほんとにいい人！


る「…父さん、行ってらっしゃい。」

祐「Aちゃんと仲良くな」

る「……うん」


やっぱそこの反応は悪いのね…
まじでそろそろ悲しいわ


ﾊﾞﾀﾝ

ドアがしまって、急に静かになる

ちょっと寂しいな。…なんちゃって

さてと、生きるために買い物買い物！


『瑠宇くん？私買い物行って来るから、お留守番よろしくね！』

る「…」


はい安定の無視〜
そろそろ泣くよ？


『なんか食べたいものある？』

る「…」

『なさそ？じゃあオムライスにしよっかな』

る「……し」


し？


『ん？』

る「…お寿司が食べたいです」

『あー…手巻き寿司とかでいい？』

る「はい」

『じゃあ行ってくるね！！』


ﾊﾞﾀﾝ


そのドアの向こう側で、瑠宇くんが

る「行ってらっしゃい」

と小さく呟いていたのを、私は聞き逃さなかった。


なにあれ！！うちの弟、ツンデレ！？
超かわいい！！はやく仲良くなれるといいなぁ…


そんなことを考えながら、私は上機嫌で買い物へ向かった。


『〜♪』

辛辣３→←辛辣１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す