好きだよ1 ページ2
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全部、夢なんじゃないか
ぼーっと見慣れた天井を見上げる
暗さに慣れた目
薄暗くみえる
横に体を向けると、ギシッとベッドのスプリングがなった
彼女のことを思い出しただけで、顔が熱くなる
いつもはすぐ寝れるのに
いつも、寝むたいのに
彼女が脳裏に浮かんできてしまって
それだけで眠れないとか、俺は思春期の男子か(※そうです)
今は、午前十二時半頃
あたりは静まりかえり、真っ暗だ
そんな時、ブーッとスマホがなる
･･･誰だよこんな時間に･･･
のそのそと起き上がらずに頑張ってスマホを手に取った
【まふまふ】
と白い文字がやけにまぶしかった
「･･･はい、もしも((」
［そらるさん、聞きたいことあるんですが］
「･･････なに」
いつもとは違う真剣な声色に少し背筋を伸ばした
［僕、ある一定の女性のこと考えただけで、胸がこう、きゅうって苦しくなってドキドキ動悸が激しいんですが、病気ですかね］
「はあ？」
まさかの内容に、間抜けな声がでる
［な、なんですか］
「いや、もっと深刻なことかと･･･こんな夜中に電話してくるし、いつもより真面目だったから･･･」
［むっ、僕からしたら深刻なことですよ！］
ぷんぷんとおこるまふまふ
あー、あのまふまふが、ねえ？
「まふまふ、おまえその子に“恋”してんだよ」
［･･･へ、恋ってあのよく見る恋愛ドラマみたいな？］
「そうそう」
［そ、そうだったんですか･･･えへへ、僕あの子のこと好きなんだ･･･えへへ］
「なんかキモいな」
［えへ、あ、ありがとうございます！おやすみなさい、そらるさん］
俺の暴言すらも無視し、ブチッと通話を切ったまふまふ
俺は一つため息をこぼし、スマホを元の位置へ戻す
ああ、彼女のことはまた次に
そっか、まふまふも恋してんのか
もしかして俺も･･･
その気持ちをごまかすかのように、そっと目をつむった
･･･まふまふの恋が実ったらいいのに
このときは思ってなかったな、俺とまふまふの好きな人が
同じとか、なんて
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抹茶 - やっっっっば、え？皆ヤンデレ?サイコーやん (2020年8月9日 8時) (
レス) id: 8ca2256453 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - さ、最後が…！？すっごくビックリしました。他の作品も読ませていただいたてます。更新頑張って下さい！ (2019年4月11日 0時) (レス) id: bf3061233b (このIDを非表示/違反報告)
きなもも - すんごい面白かったです！神作！！ (2018年10月20日 22時) (レス) id: 9a17f48043 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこん - ページをめくるごとに「えぇ！！」「うぇぇぇえ！？」って言ってましたw (2018年10月15日 23時) (レス) id: 320576fe6d (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - 特に最後の瑠美さんの話も驚きでした！最後の最後まで驚きで私を楽しませてくれる作品でした！ありがとうございました！ (2018年10月14日 0時) (レス) id: 65c58d0919 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病み姫 yamiki | 作成日時：2018年10月6日 21時
