血.140L ページ44
【暮人side】
雷鳴鬼「来たね、暮人」
暮人「さっきのおまえは見てたか?」
雷鳴鬼「もちろん。あなたが見てるものは全部見てる。Aとキスしていたところを含め」
含めなくていいところを含めるからこいつはいやらしい
暮人「四鎌童子は1番初めの吸血鬼だと名乗っていた。つまり真祖だと」
雷鳴鬼「名乗ってたねえ」
ゆったりな口調でのんびりとしたように話す
暮人「四鎌童子はおまえに刺された時"おかえり"と言った。知り合いか?」
雷鳴鬼「その記憶はないけど」
暮人「"刺した記憶がない?"ということか?」
雷鳴鬼「いやおかえりと言われる理由を思い出せない」
雷鳴鬼「知ってると思うけどそもそも鬼は過去の記憶がほとんどないんだ。だから欲望が欲しい。あなたの欲望が」
雷鳴鬼「1.従順な三宮葵をめちゃくちゃにしたいとか」
雷鳴鬼「2.責任を全て放棄して逃げ出し…」
暮人「…俺の欲望の話はどうでもいい。俺は俺を律せる」
雷鳴鬼「そう。あなたはあなたを律せる。だからグレンに惹かれる。真昼が羨ましい。すぐに欲望に負けるあの二人が」
暮人「おまえはどっちの味方だ。四鎌童子か?」
雷鳴鬼「私はいつもあなたの…」
暮人「信じない」
雷鳴鬼「…お父様に誰も信じるなと言われたものねぇ。でも信じて。今だけは」
暮人「どういうことだ?」
雷鳴鬼「なにせ私の本体はあなたを必死で守ってるから」
サアアア
ズキッ
ビジッ
バカッ
突如の異変に追いつかない
雷鳴鬼は?なにがどうなっている?
雷鳴鬼「私の…幻覚とは…話せたかな?」
幻覚?なにを言っているんだ?これはなんだ?
言いたいことはたくさんあったがそんなことを言っている場合ではなさそうであった
雷鳴鬼「こっちが私の本体___」
割れ目から鎖が入ってくる
それを雷鳴鬼が散らす
暮人「お前が防いでいるのか?」
雷鳴鬼「うんきつい。私より強い。これやめていいかな?」
暮人「ダメだ。そのまま続けろ。防ぎきれるか?」
雷鳴鬼「ぐぅ…全然…力が足りないんだ…欲望が…」
四鎌童子が心に扉を作って入り込もうとしている、か
これで入り込まれたら完璧に俺は俺でなくなるというわけか
そのためのさっきの会話なのか
どっちにしろ防ぎきるためには…
暮人「…くそ、待ってろ」
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
もう少しだけただの会話文にお付き合い下さい。
書かないと話が繋がらないのでもう少しお待ちください。
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愛乃(プロフ) - 申し訳ないです(;_;) (2018年6月8日 20時) (レス) id: 6dd3d06d42 (このIDを非表示/違反報告)
愛乃(プロフ) - 月影さん» ありがとうございます!できる限り精一杯頑張らさせていただきます! (2018年6月8日 20時) (レス) id: 6dd3d06d42 (このIDを非表示/違反報告)
愛乃(プロフ) - 葛城緋景さん» とても嬉しいです、ありがとうございます!!好きと言って頂けてとても嬉しいです!これからもよろしくお願いします。 (2018年6月8日 20時) (レス) id: 6dd3d06d42 (このIDを非表示/違反報告)
ユーカリ(プロフ) - そうですか……ありがとうございます♪ (2017年3月12日 17時) (レス) id: d72528eef7 (このIDを非表示/違反報告)
月影 - すっごく面白いです!終わりのセラフにハマりました!更新頑張ってください! (2017年3月12日 17時) (レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
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