【終わりのセラフ】第4章.柊暮人が愛しているのは吸血鬼になってしまった女

歪んだ愛 ページ26

.本編とは関係の無い番外編です


.お久しぶりです


.更新久しぶりでごめんなさい


.夢主ちゃんは原作通りだけどこれは本編と一切関係なしです

【貴女side】




いつからだろう



この部屋にいるのは



時間の感覚がおかしい


あれ…今って何月何日…？




いつからここにいるんだっけ？



昨日？一昨日？一か月前？



すべてが分からなくなるほどの時間ここにいたのだろうか



今更な疑問を胸に感じていると扉が静かに開く





「A」



『 … 』



「返事くらいしろ」



『 …なによ、暮人』




『いい加減この独房から出す気になった？』




暮人「はっ、はは、お前をこの独房から出すつもりはない」




『はあ…』



『なにしにきたのかしら？』




暮人「血、いらないのか？」



『ねえ、そうやって中途半端に生かすのならいっそのこと殺.してよ』



暮人「それは絶対にお断りだ」



『言ってるじゃない、私は暮人のこと愛してるって、なんで、信じてくれない、の』



暮人「俺のことを愛しているのだろう？ならばここにいることは苦痛に感じないはず」



『は、ははは、言ってること無茶苦茶だよ…。ベッドとかで当たり障りないこととか出来ないじゃない』




暮人「そういう時は俺の部屋に連れていくから問題ない」



言っていることが矛盾している



私をここから開放するように誘導してみるがさすが柊家の中将様



そんな誘導に乗らない



『なら…せめて…貴方の部屋に閉じ込めて欲しかった。こんな暗くて独りの部屋…怖い』



暮人「ほう、別にそれでもいいが逃げるだろう？」



『なぜ？なぜ私を閉じ込めるの？こんな暗くて怖いところ』




暮人「A、お前を愛しているからだ」



『…は？なら…ｯ！！』




暮人「だからこそ誰の目にも触れないように閉じ込めておく。そうすればAの瞳に写るのは俺だけだ。それでいい」




『暮人…お願い、暮人…暗くて怖いよ…』



私にゆっくりと近付いてくる暮人



優しく抱きしめられる


なんでそんな優しく抱きしめるの？






嫌いになれない





背中に腕を回し暮人の首元に顔を埋める




ゴクッ






ゴクッ




いっそのこと、全ての血を吸ってしまおうか




いや…





『お願い、暮人…1人に、しないで…』




暮人「もちろんだ、1人なんかにさせない」






共依存___Bad End

拝啓 柊暮人中将様→←もしも夢主が小説家だったら.2

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