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血.125L ページ22

【貴方side】




グレンは、私の隣を寝そべる



『こ、子供がこの時間に何してるの』


グレン「子供って…お前何歳だよ」


『私?7』


グレン「同じじゃねぇか」


『あっそう…』



『ねえ、グレン、"お前も疲れたのか?"ってグレンも疲れたの?』


グレン「…ああ。好きになっちゃいけない、そう分かってても好きなんだよって話」


『そう…グレンも疲れてしまったのね』


しばらくの間会話することなくいた


『ぁ…帰らなきゃ…』


グレン「そんな無理して帰るところなのか?」


『…うん、暮人が待ってる…から』


グレン「…暮人、ね」


『暮人のことを知っているんだ、まあ当たり前か』


グレン「って事はお前、真昼のこと分かるのか?」


『真昼?真昼は私の大事な親友』


グレン「は、はは、世界って狭いな」


『もしかして真昼の想い人?いや、もしかしなくてもそうよね』


『…別に好きになってはいけないとかないと思うけど』



グレンは黙ったまま立ち上がった私を見上げる



『それじゃあね、グレン』


グレン「ああ」



私が人を殺してからあの公園に寄るようになってからは私達は意気投合して話し合った



本来なら私達は仲良くしてはいけないんだろう



そんなの頭の片隅ではわかっていた。



それでも私はグレンを友達として好きだった



そんなある日



グレン「なあA、俺はもうここに来られない」



『そっか…残念、私ももうここに来れない』


『柊家に見つかっちゃった』


グレン「一瀬にバレた」


グレン「これ以上一緒にいると危ない」


『グレン…また、会えたら会おうね』


グレン「ああ、じゃあな」




この時、8歳。



真昼「ねえ、私…もう、グレンと話せないのかなあ?」


泣きながら私に話しかける真昼



『真昼…!大丈夫、大丈夫だよ、また、会えるよ』



真昼「A…Aだけはいなくならないでね」



『当たり前じゃない、真昼』





そして数年後、三人また会えるとはこの時は誰も知らない

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設定タグ:柊暮人 , 一瀬グレン.柊深夜.柊シノア , 終わりのセラフ   
作品ジャンル:恋愛
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愛乃(プロフ) - 申し訳ないです(;_;) (2018年6月8日 20時) (レス) id: 6dd3d06d42 (このIDを非表示/違反報告)
愛乃(プロフ) - 月影さん» ありがとうございます!できる限り精一杯頑張らさせていただきます! (2018年6月8日 20時) (レス) id: 6dd3d06d42 (このIDを非表示/違反報告)
愛乃(プロフ) - 葛城緋景さん» とても嬉しいです、ありがとうございます!!好きと言って頂けてとても嬉しいです!これからもよろしくお願いします。 (2018年6月8日 20時) (レス) id: 6dd3d06d42 (このIDを非表示/違反報告)
ユーカリ(プロフ) - そうですか……ありがとうございます♪ (2017年3月12日 17時) (レス) id: d72528eef7 (このIDを非表示/違反報告)
月影 - すっごく面白いです!終わりのセラフにハマりました!更新頑張ってください! (2017年3月12日 17時) (レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛乃 | 作者ホームページ:なっすぃんぐー  
作成日時:2016年5月21日 7時

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