血.116Ｌ ページ13
【暮人side】
葵｢準備が整いました｣
暮人｢ん、ああ、ご苦労。グレンの部屋の前で待機していろ｣
葵は無言でうなずき執務室から出る
暮人｢さて、グレンのところへ行こうではないか｣
グレンの執務室はここからなかなかの距離がある
コツコツ…
靴の音をひびかせながら歩みを進める
ガチャ
ノックなしで入る
グレン｢誰だ？｣
暮人｢俺だ｣
グレン｢…んだよ、暇人かよ｣
暮人｢全くもって暇じゃない｣
グレンはめんどくさそうにため息をつく
めんどくさそうとはいうものの本当にめんどくさいのだろう
暮人｢なぜAに血を与えた｣
グレン｢特に理由なんかねぇよ｣
暮人｢はっ、お前ならそういうと思った、葵、入れ｣
カチャと音を立てて葵は花依小百合を連れて入って来る
グレン｢…！！血を与えただけでここまでするか｣
暮人｢ただの吸血鬼だったら何も言わないさ｣
暮人｢ただ…人の物に手を出すのは関心しないな｣
グレン｢…Aは物じゃねぇ、ちゃんとした｣
暮人｢ちゃんとしたなんだ？あいつは吸血鬼だぞ。本来なら殺.さなければならない吸血鬼だ｣
グレン｢俺はお前のそういうところが好きじゃねぇ｣
暮人｢グレン、お前は真昼とAを重ねているだけだ｣
グレン｢は、んなわけ…｣
暮人｢前置きが長くなったな、真実だけを話せ、分かったなグレン｣
グレン｢じゃねぇと俺の従者があぶねーってか。本当に汚いやり方をする｣
一方、花依小百合は程々に痛めつけられていて意識を朦朧としている様子
暮人｢無駄なこと話すな｣
暮人｢お前は本当は真昼とAを重ねている、そうだろう？｣
グレン｢はっ、なんのことだ…｣
暮人｢やれ｣
花依小百合の肩に短剣が刺さる
小百合｢あ"あ"ッ！！！｣
苦痛に顔を歪ませ、それでもなおグレンを見つめている
暮人｢まあそれはまた今度でもいいか、次だが｣
グレンの焦った顔
暮人｢なぜAに血を与えた｣
グレン｢…｣
暮人｢答えろ、グレン｣
グレン｢ああ、そうだよ、真昼とAを重ねてた。俺が助けなければと思ってな｣
暮人｢中途半端が一番Aを傷付ける｣
暮人｢お前がAに惹かれてるのは知っていた｣
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愛乃(プロフ) - 申し訳ないです(；＿；) (2018年6月8日 20時) (
レス) id: 6dd3d06d42 (このIDを非表示/違反報告)
愛乃(プロフ) - 月影さん» ありがとうございます！できる限り精一杯頑張らさせていただきます！ (2018年6月8日 20時) (レス) id: 6dd3d06d42 (このIDを非表示/違反報告)
愛乃(プロフ) - 葛城緋景さん» とても嬉しいです、ありがとうございます！！好きと言って頂けてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします。 (2018年6月8日 20時) (レス) id: 6dd3d06d42 (このIDを非表示/違反報告)
ユーカリ(プロフ) - そうですか……ありがとうございます♪ (2017年3月12日 17時) (レス) id: d72528eef7 (このIDを非表示/違反報告)
月影 - すっごく面白いです！終わりのセラフにハマりました！更新頑張ってください！ (2017年3月12日 17時) (レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
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