【終わりのセラフ】第4章.柊暮人が愛しているのは吸血鬼になってしまった女

血.115Ｌ ページ12

【暮人side】




時節うめき声や声が聞こえてくるがAはとりあえず眠っている





書き終わった手紙に不備がないか読み返す






頭をなで、ベッドから立ち上がる




暮人｢A、少し行ってくる｣




安らかに眠るAに伝え部屋を出る





目指すは









一瀬グレンの執務室





色々と問い出さなくてはならないことがある





ああ、まただ






人質を忘れてしまった





仕方がない、今から人質を…






葵はどこにいるだろうか、ああ、いたいた






暮人｢葵｣




こちらに気付いた様子の葵






葵｢どうなさいましたか｣



暮人｢これからグレンのとこへ行く。そのため人質を用意してくれ｣



葵｢…かしこまりました。従者2人を…｣



暮人｢一人で構わない、花依小百合を｣



葵｢かしこまりました、すぐに用意します｣




暮人｢準備が整い次第声をかけろ。俺の執務室にいる｣




深くお辞儀し、葵が行ったことを確認してから執務室へと入る







さあグレン、話さなければいけないことはたくさんあるんだろう









効率よくはなそうではないか









Aは俺の物だ、真昼とAを重ねるな

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