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「お風呂気持ちよかった〜」
涼くんが私の隣にすとん、って突然座ってきた。
「うわっ…！びっ、くりしたぁ…(笑)」
私はとっさにスマホの液晶画面を胸に押し付けて涼くんから見えないようにした。
「あ、ごめんね…なんかまずかった？」
涼くんはなにか察知したように、悲しそうに私の顔をのぞき込む。
「んーん！なんでも、ないよ。それより、お風呂私も入ってくるね。」
涼くんはまるで犬のように素直にうんって頷いた。けど、ちょっぴりまだ悲しそうだった。
お風呂上がったらちゃんと来週の日曜日のことを話そうかな…。
湯船に浸かってると、優斗とのことを思い出した。
優斗はいつも優しくて、賑やかで。服はちょっとダサいけどそこもご愛嬌。可愛いんだもん。
私がいなきゃ何も出来なかったくせに。歳上なのに。
そのくせにね…。
今も大好きで仕方ない優斗に会えるのが楽しみな自分と、優斗を忘れることが出来ない自分の未熟さ情けなさと板挟みになる自分がいた。
「ただいま〜」
お風呂から上がって、私は涼くんの隣にいつものように座り込んだ。
涼くんも尻尾を振るみたいに嬉しそうにおかえりと言う。
「来週の日曜日のことなんだけどさ、」
「ん？」
「優斗がね…荷物を取りに来るらしいの。大丈夫？」
「あ…はい！大丈夫！…俺外にいた方がいいかな？、」
そうか、それはかんがえてなかった…けど今はこの家は私と涼くんのものだから。優斗を優先するのはおかしいと思う。
「んーん、ここは涼くんの家でもあるから。居てくれて構わない。」
そう言うと、涼くんは心底嬉しそうに、うんって頷いたけど。きっと優斗がこの家に来たいって言ったのは全然別の目的があるんだと思う。
そう思うとすごく不安…。
「Aさん、さっきからなんでそんなに暗い顔するの？」
涼くんは私の顔をのぞき込む。
「わたし、くらい？」
「うん。…そんな、俺何も気にしてないよ？だって、ペットだもん。(笑)」
涼くんはニッコリ笑って私のことを抱きしめた。
そうだ、涼くんは彼氏じゃなくてペットだ。
続く (更新停止中)
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とら - 作者様のペースで頑張ってください (2018年12月11日 16時) (
レス) id: 3a2e556842 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - ☆*:.｡. さやちゃむ@スノガール.｡.:*☆さん» ありがとうございます！これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2018年11月28日 7時) (レス) id: ed21133e43 (このIDを非表示/違反報告)
☆*:.｡. さやちゃむ@スノガール.｡.:*☆(プロフ) - こんにちわ!初めまして!わんこのはしもっちゃん可愛い−♪この小説大好きです! (2018年11月21日 17時) (レス) id: 93189b2c54 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に思う人もいます (2018年11月13日 19時) (レス) id: dec7d66ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱莉 | 作成日時：2018年11月13日 18時
