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「俺、これ行きたいな〜」
平日の夜、お互いリビングでのんびり過ごしていると、涼くんがテレビを見ながらそう言った。
「ん〜？…あ、表参道のイルミネーション点灯式か。」
あそこのイルミネーションは確かにすごい。
華やかで、1度はカップルで訪れてみたい、と思うような場所だ。
「イルミネーションっていいじゃん。寒い中、キラキラ光る感じが、すごくなんて言うんだろ…気分が上がってくるっていうか。」
「あ〜、分かるかも！…今週の金曜日の夜らしいから、見に行こっか。」
涼くんって意外とロマンチストなのかな。初めて知った。
私は、そんなことを思いながら誘うと、涼くんは嬉しそうにやったー！と喜んだ。
金曜日。
「最近、めっきり寒くなったよね〜！」
まゆみがそう言って、マフラーに顔を埋めた。
マフラーに顔を埋める仕草って可愛いんだなぁ…と女ながらに思う。
「ね。もう12月かぁ。」
優斗と別れたのは、11月の初めだったか。
1ヶ月も経ったのね。
私たちは、会社の最寄りから電車に乗りこむ。
「今日さ、表参道が用があるから。途中で降りるね。」
「あ、そうなの？わかった。にしても、やっぱり新しい男出来たの？だって今日、イルミネーションの点灯式じゃん(笑)」
まゆみは意外と鋭いから困る。
「いや、高校時代の友達と会うの。(笑)」
咄嗟にまた嘘をつき、涼くんに最寄り駅出発しました、とメールを送信した。
「ふーん、そっかぁ。楽しんできてね。」
そして意外とまゆみはすんなり納得してくれる。
「ありがと。」
涼くんと会うのは、いつも家の中と決まっている。だから、少し新鮮だった。
外で待ち合わせをして、一緒にお出かけをする。
それだけのことなのに、少しワクワクしてる自分がいた。
目的の駅に着いたので、まゆみに手を振り、電車を降りる。
待ち合わせの改札は、かなり混みあっていて。
キョロキョロと涼くんを探す。
「…わっ！」
いきなり腕を掴まれ、驚いて見上げると、涼くんだった。
「ふふ、Aさん見つけた〜。」
「もう、いるなら言ってよ〜！びっくりした。」
「じゃあ、ドッキリ大成功だね。(笑)」
そう言って涼くんは、あのドッキリのネタばらしの音楽をでたらめに歌う。ちゃっちゃら〜！
私が、もう、と笑うと涼くんも釣られたように微笑んだ。
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とら - 作者様のペースで頑張ってください (2018年12月11日 16時) (
レス) id: 3a2e556842 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - ☆*:.｡. さやちゃむ@スノガール.｡.:*☆さん» ありがとうございます！これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2018年11月28日 7時) (レス) id: ed21133e43 (このIDを非表示/違反報告)
☆*:.｡. さやちゃむ@スノガール.｡.:*☆(プロフ) - こんにちわ!初めまして!わんこのはしもっちゃん可愛い−♪この小説大好きです! (2018年11月21日 17時) (レス) id: 93189b2c54 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に思う人もいます (2018年11月13日 19時) (レス) id: dec7d66ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱莉 | 作成日時：2018年11月13日 18時
